妹は 怒る。 ページ7
___あの後、メタトンは、
「名前は」
「A…か、キミにぴったりだね」
「僕のことはご存知だよね?」
「僕はキミを愛してしまったみたいだ」
等々ベラベラ喋った挙句、
「また明日ね、こねこちゃん?」
といってから私の指先にキスをして、颯爽とホテルから出ていった(言わずもがな念入りに手洗い・殺菌した)。
授業中、ぼうっと考える。
一日経ってもマジで意味がわからない。なぜ私を気に入ったのか。てかそもそも私のどこに気に入る要素があるのか。
昨日私は確か彼の悪口を言っただけだ。
…まさかドMなのか?
気持ち悪い想像をしてしまったので頭から邪念を振り払うと、なぜか皆がこちらを見ていた。
「A、当てられてるよ、、」
隣の席の子がぽそっと教えてくれる。
「…え?」
その日、私は居残りで説教をくらった。
((全部あいつのせいだ))
((居残りになったのも))
((彼のことしか考えられないのも))
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マリモ - めっちゃよきまるです!メタトンめっちゃ好きなんでありがたいです! (2019年11月3日 0時) (レス) id: c53217d3fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海 月 / く ら げ | 作成日時:2018年12月28日 17時