眼鏡。 ページ10
西谷side
「よし、明日からは体育祭の練習期間。それまでは部活は休みだ。」
大地さんの話が終わり、ミーティングを終えた。
俺はすぐに着替えて2年グループの元に駆け寄った。
でも、Aの姿が周りを見ても見当たらない。
「Aはどうしたんだ?」
「なんか月島に聞きたいことあるーつって着替えないでぱぱっーと」
龍は体育館を指さしながら教えてくれた。
月島。確かにAって最近あいつと仲がいい。
最初は月島が「Aさんは気味悪いコミュニケーション能力で近づけません」っていって警戒していたけど、今は打ち解けている。
「A呼んでくる!」
「西谷ー!俺らどうしたらいいー?」
木下は俺に聞こえるように大声で叫んだ。
「坂ノ下の前でまってろ!すぐ行く!」
俺は待ち合わせ場所を答えて体育祭に向かった。
向かってみるとAは月島の眼鏡をかけて笑顔で会話していた。
『んー、これじゃすこしぼやけるかも…』
「Aさん、目悪いんですか?」
『悪くないよ!でも、眼鏡ってどんな感じなのかなって思って!』
「…本当に考え方変わってますね」
『なっ…!』
月島は俺らにも見せないほどの笑顔。
…まただ。なんだよ、このモヤモヤ。
いや、そんなのはどうでもいい。とりあえずAを。
「Aー、帰っぞ」
『あ、西谷くんごめん!月島くんありがとね!』
そう言うとAは外に出ていってしまった。
「…月島。お前ってAのこと好きなのか?」
「…そんなわけないじゃないですかぁー。」
「…じゃぁ、なんで」
「西谷さん、Aさんのこと好きなんですか?」
「…は?」
好き…?俺がAを?
「僕、結構本気ですよ。」
「…何言って…」
『西谷くん?縁下くん達戻ってきちゃったよ?早く行こう?』
「お、おう!行くか!」
…最近、おかしいな俺。
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パステル - ノヤっさん、超超超カッケーッスね!(最後バレー部に見られてたのか…どんな反応したんだろう?) (2021年7月25日 0時) (レス) id: 5ed0a03c5e (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 待った素敵過ぎる… (2019年9月8日 18時) (レス) id: df09ac0ca3 (このIDを非表示/違反報告)
kirakirahikaru0(プロフ) - 楽しくて素敵なお話でした。 (2019年5月26日 0時) (レス) id: 094bc50104 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - すごくおもしろいです!更新頑張ってください。 (2019年3月19日 17時) (レス) id: 8132db10df (このIDを非表示/違反報告)
夜久#LOVE - 更新頑張って♪…ファイト# (2018年12月23日 10時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すだひょん。 | 作成日時:2018年9月8日 16時