美人な彼女なんて【西谷夕】

体育祭 ページ16

今日は体育祭です！
あの仲直りからは1週間経ったけどまだ少し話せてない状態。
…嫌われちゃったかな？
私は生徒席に座ってボッーと競技を見ていた。



「A」


『うわぁあ！…ってなんだぁ潔子ちゃんかぁ』



私の隣の空席のはずだった席にいつの間にか潔子ちゃんが座っていた。
潔子ちゃんはいつも以上にニコニコ笑って私のことを見つめていた。



『…どうしたの？そんなに見つめて…』


「ううんー、この後にAにとっていい事あるからさー」


『え！私にとっていいこと!?なになに？』


「えーそれは秘密だよー！あ、でも言うなれば今から始まる男子学年借り人競争の事に関係する事かな？」


『なんだろー楽しみぃー！』


「あ、始まっちゃうね！じゃぁ、私は自分のクラスの席に戻るから」


『そっか、じゃぁね！』


「うん！バイバイ」



潔子ちゃんは手をフリフリと振りながらか小走りで待ってくれていた友達の所へ行ってしまった。
…いいことなんだろうなぁ

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