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桃side
もう…!めちゃくちゃ恥ずかしいやん!
あんな上から見下ろされることないし、その後にグイッと顔近づけてキスなんて//
でも、すぐに離れちゃった流星に寂しさもある
恥ずかしいけど、もうちょっとくっついてたかったな、なんて。
まぁ、離れた理由はわかってるから何も言わんけど…////
青「それ以外は大丈夫そう?」
「…あげたらキリなんてない」
青「ふはっ笑 まぁ、少女漫画やからな。ドラマ始まったら、もっと大変やで」
「覚悟してるし…」
そうやんな。予告の台詞だけで、ずるいとか思ってるけど、ドラマ始まったらこれを30分とか見てなあかんわけで。
「奥様ってええなぁ…((ボソッ」
俺は流星の奥様になれへんし、流星にあんな台詞言われることなんて一生ないもんな
でもさ、"愛せるのは俺だけ"って、俺らっぽくない?
不器用なくせに、実は甘えん坊で寂しがり屋な俺のこと、流星くらいしか愛せへんやん
青「ん?どうしたん?」
隣に座ってスマホを取り出した流星の袖をクイッと引っ張ってみれば
流星はすぐに気づいてスマホを閉じてくれる
「ドラマ、ちゃんと見る代わりに俺とのルール作ってや」
青「ルール?」
「うん」
青「なに?」
「その…ドラマの台詞、一個だけ再現してほしい//」
うわー!恥ずすぎる!!
流星も、"は?"って顔してるし!
でも、一個くらいええやん?って思っていたら
青「1個でも2個でも、何個でも叶えてあげるで」
「へ…」
青「俺の奥様のためならな?」
ポンと頭に乗る大きな手。
そして、ニコッと上がる口角は予告映像で見たまんまの表情でドキッとする
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作者名:まかろん | 作成日時:2023年10月1日 16時