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予告動画解禁 ページ7

青side


"ガチャッ"


「ただいまー」


仕事が終わって帰ってくると、いつも聞こえる返事がない


今日は先に寝たのかと思ってリビングへ向かうと


桃「……」


スマホと睨めっこしてる望の姿が。


「なにしてるん?」

桃「…流星」

「ん?」

桃「誤解するなら教えろって言うたよな?」

「あー。おん。言ったで」


望の言葉にこの前の話を思い出す


1人で抱え込まずに教えてくれって言ったけど、さっそく何か誤解してるんかな?


そう思いながら望の隣に腰を下ろしたら


桃「これ!」

「ん?」

桃「その…かわええって思ったやんな…?」


突きつけられたスマホの画面には予告動画の1番最初のシーンが。


俺、望の行動で情報解禁とか知ることになりそうな予感がするんやけど笑


「俺がかわええと思ったって思ってるん?」

桃「映像越しの俺でもかわええと思うもん。流星は絶対に思った」


スマホを見つめながら話す望の顎をクイッとこっちに向ける


そんな寂しそうな顔で言わんくてもええやん


「1番は望やって言ったやろ」

桃「でもかわええって思ったやろ?」


ちょっと上目遣い気味に聞いてくる望にドキッとする


まぁ、たしかに、かわええとは思ったし、ドキッとはしたかも。


でも望を相手にする時の、この不意打ちのドキドキ感とは全く違う


桃「わ…りゅ、流星!?」

「その予告とほぼ同じ眺めやで」

桃「な、なにいってんねん//」


ソファーに座る望の上に跨って、少し膝立ちをする


いつもは俺より3cm上にある頭が今は何cmも下に。


ソファーの背もたれに手をつけてグイッと顔を近づければ、ほんまに予告映像に近い形になる


「ほんまにかわええ」

桃「な、なんやねんっ//」


上目遣いしながら照れてる望に加速していく鼓動


俺が望に惚れてる証拠やで。


そう思いながら、ニヤッと俺が笑えば望が目を瞑る


"チュッ"


軽い口付けをして、すぐに望の上を降りる俺。


もう少しかわええ望を見ていたい気持ちはあるけど、これ以上は我慢してられへんから

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作者名:まかろん | 作成日時:2023年10月1日 16時

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