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桃side
"ちゅっ、ちゅ…"
「んっ…はあっ…ん…」
青「ちゅっ…ん、ちゅ…」
何度も繰り返される口付けに心が温かくなっていく
自分でキス禁止とか言いながら、ほんまは俺やってしたかった
キスシーンが多いことにも嫉妬してたし、その上書きがしたい気持ちはあったけど
男の人ともキスするなんて聞いてなかったから
ちょっと寂しくて、流星に意地悪なことしてもうた
「んっ…ちゅっ…」
青「……!」
「男の人にキスされてた場所やから…上書き…//」
流星からのキスを受け止めてるだけやったけど、1箇所だけどうしてもキスしたくて自分から動いてみた
唇の右端の方。流星がドラマで男の人にキスされてたところ。
1番嫉妬した場所やからそこだけはちゃんと上書き
そんな風に思っていたら、流星が俺の肩をグッと押して距離を取る
「流星…?」
なんやねん。さっきまでは"キスしていい?"とか聞いてたくせに
なんで急に距離取るねん。寂しいやんか。
青「あかんって…笑」
髪をぐしゃぐしゃにして笑顔を浮かべる流星
でもその笑顔は引き攣ってて
青「これ以上はあかん。抑えられへんから」
ポンと優しく頭の上に手だけが置かれて、すぐに遠のいていく
でも、そんな流星の背中にギュッと抱きついて離れられないようにする
まるでドラマのヒロインの子がやってたように
「まだ上書き足りてない…」
青「っ……」
「キスシーン多かった。嫉妬した」
そう言うと、流星はクルッと振り向いて俺の顎を掬う
"ちゅっ"
「んっ…」
青「はあっ…ちゅっ…」
「んぅ…ぁ、はあっ…」
角度を変えて何度も降り注がれるキス
次第に力が抜けてソファーに崩れ落ちていく体
そんな俺に覆い被さるようにキスをする流星の唇は徐々に下がって首筋へと触れる
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作者名:まかろん | 作成日時:2023年10月1日 16時