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青side


「かわええな、望は」

桃「なっ…!」

「あれ?寝てるんやろ?笑」

桃「……」


ふはっ笑 ムスッとした顔してギュッと目瞑ってる笑


寝てるなら俺にとって好都合


そのままもう少し寝たふりしてて


「好きやで。今もずっと」

桃「……//」

「望のことが好き。愛してる。一生離れる気ないから」


ドラマと同じように望の頭を撫でると、瞼が揺れて目が開く


染まった頬が、ドラマとは違ってほんまは起きてたことを物語っている


桃「っ……//」

「もう少し夢の中におって」

桃「りゅうs…"ちゅっ"


2人して身体を起こして口付けを交わす


最初は触れるだけですぐに唇を離したけど、まだ足りない


何度も角度を変えて、ゆっくりと口付けを繰り返す


片手はベッドについて、もう片方の手は望の後頭部に添える


喰らいつくようなキスやなくて、優しいキスの繰り返し


桃「んっ…//」

「ほんまに愛してる」

桃「俺もっ//((ボソッ」


これ以上繰り返すと、また望を押し倒しそうだからコツンと望の額と俺の額を合わせる


小さな声で呟かれた望の想い。ちゃんと俺には届いてるんやで。


「望と両想いになれて。恋人になれて。こうして一緒に暮らせて。今でも嬉しい」

桃「ほんまに?//」

「ずっと浮かれてる。だから、もっと一緒にいたいって思う」

桃「お、俺も、浮かれてるかも…// 離れたく、ないから…////」


そう言って俺の胸に顔を埋める望


あー、ほんまにあかん。まじで元気取り戻してるって。


気づいたら"変態!"って怒るくせに、こうやって仕掛けてくるのずるいやん


まぁ、全部無意識なんやろうけど。


同じ男やのに、望には男の気持ちというか、彼氏側の気持ちはわからへんからな


「そろそろ寝ようか」

桃「うんっ//」

「おやすみ」

桃「おやすみ//」


まだ落ち着けられてない俺に比べて、隣からはすぐに寝息が。


夢の中にいてくれる方が俺も欲 情しないで済むからこの方が有難い。


…いや。欲 情はしてるけどな?笑


でも起きてる時に色々仕掛けられるよりはまだ我慢が効く


「俺も男やからな」


ドラマを見て嫉妬する彼女に最近の俺は振り回されてる


特に、普段は甘えない彼女の嫉妬となれば尚更や


普段よりも素直な望に、男として振り回されまくってるけど


怖い思いとか、嫌な思いはさせたくないから制御するところはちゃんとしないとあかんな

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作者名:まかろん | 作成日時:2023年10月1日 16時

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