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青side


無邪気な望の笑顔は、ほんまにいつも見惚れてしまう


大人になってきて真面目さがより目立つようになってきたけど


変わらない子供っぽさがギャップもあって


嫌いになることなんてないんやろうなって思ってる


桃「ほんまに流星にピッタリやんな」

「そう?」

桃「おん。あの役のまんま。流星って感じする」

「そうなんかな?」

桃「ちょっとちゃうところもあるけど、見てると色々思い出すから」


実は俺も。撮影しながら色々思い出してた


付き合い始めた頃のこととか、まだ片思いしてた時のこととか


ほんまに色々。自分の恋愛を振り返ってる。


桃「ありがとう」

「え?」

桃「なんか言いたくなったから」


何の意味が込められてるのか


そこまでは読み取れへんかったけど、ドラマを見て色々思ってくれたんかなって


桃「無理せんくてええから」

「してへんよ?」

桃「うん。でも休みたい時はちゃんと休んで。同じ家に居れるだけでも十分やからさ」

「わかった。ありがとう」


一緒に居れるだけでいい。


その気持ちは嬉しいし、俺やってそう思ってる


でも演じてる役と同じ。


好きな人と居るなら、恋人らしいことの一つでもしてみたいもの


俺のために作ってくれた手料理を目の前で食べて感想を伝えるとか


そんな小さなことやけど、俺にとっては恋人らしいと思える瞬間


ほんまに小さなことでも、恋人らしいことはたくさんある。


その小さな積み重ねを望と一緒にできることが、俺にとっては十分すぎるほどの幸せやから


そして今は、どんなに忙しくても1週間に1回。最も恋人らしい瞬間がある。


それはドラマを見た後の望の嫉妬。


「再現してほしいところはあった?」


この瞬間が1番恋人らしく望とくっつくことができる時間


そんなにベタベタするタイプやないけど、愛し合ってるからこそ、そういうことをしたいと思う時もある


特に忙しければ忙しいほど。


望の体温が恋しくなるし、思いっきりくっつきたいと思ってる。


まぁ、そんなことは言わへんけどな笑


あほとか、変態とか、なんとか言われそうやし笑

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作者名:まかろん | 作成日時:2023年10月1日 16時

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