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青side


嫌という望を無理やり俺の方に向けて腕の中に閉じ込める


伝えるならちゃんと正面から伝えたいから。


でも、その前置きは恥ずかしくて抱きしめたまま


「望のことは俺が1番よく知ってるよ」

桃「へ…」

「12歳の頃から一緒やからな」


望が言ってほしいとお願いしてきた台詞はもう少し後。


望としては、前置きなんていらんのかもしれない


でもあの台詞を見た時に、ふと思ってん


12歳の望のそばにずっとおったのは俺やなって。


だからこそ、俺は誰よりも望を知ってると言い張りたい


「他には甘えん坊なくせに俺にはツンツンで。でもほんまは俺のこと大好きで。寂しがり屋の嫉妬魔やのに強がって」

桃「りゅ、流星…//」

「泣き虫やけど我慢しようとして。俺の前と、他の人の前やと全然違う望のことが…」

桃「……////」

「…俺は好きやで」


どんな望も俺は好きや。


天邪鬼な望が。時々素直な望が。


俺は大好きやねん。


桃「お、俺がお願いしたのはそこやない//」

「はいはい笑 わかってるって笑」

桃「あほ…//」


体を離せば真っ赤な顔を隠すように俯かれる


そんな望の頭にそっと手を置いて


「こんなお前、愛せるの俺しかいないんやから」

桃「っ……////」

「せやろ?」

桃「ひ、一言余計!!台詞のままでよかった!////」


さすがに頷いてはくれんか笑


でも…


桃「…これからも愛して//((ボソッ」

「ん?」

桃「な、なんでもない!////」


俺に愛されたいと思ってる望がかわええから


頷いてくれなくてもええかなって。


まぁ、本音を言えば、"俺も愛してる"とか言ってほしかったけど笑


照れ屋な望に、そんな高望みはできへん。


こんなかわええルール作ってること自体が珍しいんやから

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作者名:まかろん | 作成日時:2023年10月1日 16時

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