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伊野ちゃんside



部活後、俺と高木で放課後待ち伏せすることに。



雄也「ちょっと伊野尾くん。寝ないで」



「だって眠い……」


朝早く起きたから今めちゃくちゃ眠い。



高木の肩に頭を乗っけてウトウト。



雄也「Aちゃんのためだから」



「わかってるよぉ〜でもねみぃんだもん」



そんなどうでもいい会話を高木と繰り広げてると




コツコツ、と足音が聞こえてきた。


「っ!」


はっ、と目が覚め耳をすませる。
足音からするに……2人か。



「高木。」



雄也「オッケイ」




俺の合図で高木が自身のポケットに入っている機械を取り出してきて、カチッとボタンを押した。


「音、拾えてるかな」



雄也「高性能のヤツらしいから大丈夫でしょ」




光曰く、500m以内の音なら拾うことができるらしい。



俺の耳には何にも届いてないけど、コイツが拾えてるなら問題なし。


.



コツコツ、と音が近づいてくるにつれて



段々と話し声が聞こえてきた。



……どこかで聞いたことある声だ。
マジで誰だっけ、、、と考えてると高木が一つ大きなため息をついてクスクスと笑いだした。


雄也「あれ、薮くんとAちゃんじゃない?」

「ん?」

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作者名:ちぃすけ | 作成日時:2019年8月15日 14時

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