実の兄は赤色わんわんで義理の兄は最推し（桃）でした。

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莉「絶対だめ！！！」

『なんで？別に良いじゃん。』

莉「だ、め！！男の人と暮らすとかだめ！危険すぎる。それに、俺、舞衣と離れたくない！悲しいもん...。」

シスコンか...。

莉「それに、その人...だし。」

『今何て言った？』

莉「...なんでもない。でも、絶対ダメ！」

母「あのね、言うのが遅くなったけど、さとみくんの家、その家から1分で着くのよ。すぐ近くだから、別に嫌なら移らなくても良いんだけど...。」

１分！？

母「ただ、そっちの方が駅に近いのよ。だから、そっちのが近いかなと思って。」

『お兄ちゃん、１分でつくってよ？それならすぐ来れるじゃない、...ね？』

莉「でも...舞衣がいなくなっちゃうのは悲しいよ...。」

お兄ちゃん...。

『平気だよ。私はいなくならないから。いつでもここにくるから。安心して。』

莉「...舞衣がそこまで言うなら、わかった。でも2日に一回は必ず会いに来てよ！」

『もちろん！』

母「じゃあ舞衣はさとみくんの家に行くってことで進めとくわね。明後日には引っ越すから、用意しておいてね。明後日はそっちに達司さんと行くから。またね。」

『はーい。またねー。』

莉「じゃあね。」

‹プチッ›

『お兄ちゃん、ありがとうね。』

莉「別に、俺はなにもしてないから。あの、さ、ギュッてさせてくれない？」

今回は仕方ないか。

『ん、いいよ。』

莉「ありがと。」

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