愛は味方さ

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タクシーは目的地で停車した。


A「ここはどこなんですか？」



「隠れ家でございます」



最初に庇ってくれた人か…。



「こちらでお待ちください。との伝言を頂いております」



A「わかりました…」



私は鍵を渡され、とりあえず隠れ家にお邪魔した。



リビングに入って行くとテーブルの上にはピザと置き手紙があった。



＜ピザたのんだんで、たべて下さい。平野＞



汚くて読みにくい字で書かれていた。



私は遠慮なくピザを貪る。



しばらくすると誰かがドアを開けた。
身構えていると「ただいま〜」と聞こえた。


平野「お！食っとるな！」


A「ごめんなさい、勝手に…」


平野「え！え？全然いいんですよ！Aさんの為に頼んだんですから！！」


A「…そうなんですか、なんだかごめんなさい」


平野「謝ることないですって！今日は僕がここに泊まるんで、ゆっくり寝てください。明日も追われるかもしれないんで」


A「え、でも…仕事とかは？」


平野「はい、ありますよ！」


A「しょうさんが寝たほうが…」


平野「ボクはいいんです。これがあるんで！」


リポビタンDを見せつけてきた。


A「は、はあ」


平野「シャワーとかも勝手に使っていいんで、ボクとさっきの2人はお昼あまり入れること出来へんのでその間は自由にしてもらってええんですけど…」


A「けど？」


平野「僕ら3人以外のJrには気をつけてください。Aさんの命を狙ってますから」


A「う、うん…」


私と3人の奇妙な半同棲生活が始まった。

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