愚痴3 ページ3
ある友達はとても頭がいい子でした
猛勉強をして頭がいいわけではないんです
そこそこの最低限のことをやってできてしまうような子です
記憶力も抜群で何回反復してもすぐに抜けてしまう私とは大違い
その子はこれらのことを自慢してきます
ただ、私はこれができる！という単純な自慢ではなく
え、これできないの？私はこうこうできるよ
終わった。◯◯ちゃんできた？
など、これなら普通に自慢された方がマシです
そのことは幼馴染というやつで、関わる頻度が多いです
クラスも同じです
もっと言えば前後の席です
その子に悪気はないのかあるのか分かりませんが、定期テストの結果が返ってくるたびに点数は？順位は？
と見せてと要求されます
最初は何も考えずに言っていました
別に最初の方は言えないような点数ではなかったんです
当然その子は私以上にできて凄いんだなと少し悔しさを覚えるだけでした
ただ、回数を重ねるにつれ私の点数は、順位は下がっていきます
答えるのが嫌になってきましたが、しばらくは言っていました
ですが、テストが返却されて地味に落ち込んでいるその子に声をかけてわたしは自分の点数を言うのが嫌になりました
その子は70点代で落ち込んでいました
その子は常にテストで80や90を叩き出します
それに比べて私は60点代ばかり
その子は70点代なんて低すぎると本気で落ち込んで言っていました
じゃあ60点代の私はなんなの？
低すぎるのその先は？
70点代なんてしばらくとれたことなんてなかった
その子は毎回毎回嬉々として聞いてくる
私の低い成績を
私は思ってしまったんです
その子は私の低い成績を聞いて自分の方ができる。上だと確認して優越感に浸りたい、自分が優位に立ちたいって思ってるんじゃないかって
それがムカついて、見返してやりたくて頑張ろうとその時は思いました
でも当然のように敵わなくて、もうどうでもいいんじゃないかと思ったりしました
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作者名：村人B | 作成日時：2021年8月15日 15時
