81話 ホームラン ページ32
「悠仁ーー!がんばれーー!」
そして、悠仁の番に回って来た。私は大声で応援中で、それを恵があきれ顔で見ている
「うぉっ、ホームランじゃん!!」
「入ったな」
「おっし」
悠仁が最後に本当にホームランを打ちあげて、この交流会は終了した。2-0で、東京校、つまりこっちの勝ち
「いぇーーい!天音、俺勝ったから褒めて!」
「すごかったよ!」
「うっさいわよ、虎杖。私もがんばったんだけど?」
つまり、自分も点数とったから褒めろと。そんな野薔薇がかわいかったので、思わずなでながら野薔薇もすごかったよ、と話す
「フッ」
「ムッ」
二人の間に火花が見えるんだけど。私疲れてんのかな……
「ホラお前ら、そんなことしてないでサッサと行くぞ。悟に置いて行かれちまう」
「真希さん!」
その場に真希さんが来たことで、この謎のにらみ合い(?)は終わった。なんとかホッとしていると、今度は真希さんに手を引っ張られる
「行くぞ」
「あ!先輩ズリィ!」
「真希さんだからいいのよ」
そんなことを言いあいながら、みんなで高専に戻る道を歩く。結局先生には置いてかれてるし、災難だったけど楽しかったな
「あまったスポドリいる?」
「俺もらってないからもらう!」
そう言う悠仁に、スポドリを渡すと、そろそろ寮が見えてきた
「到ちゃーく!」
「天音ホント今日テンション高いよな」
「真希さんにまで言われてしまった」
そんなに今日テンションヤバかったかな、と今日一日の行動を見返してみると、確かにいつもの行動と違ったことばかりしていた。何なら軽くキャラ崩壊していた
「……今日のことは忘れてください」
「え、待って無意識だったの」
「……部屋モドリマス」
「じゃー俺もついてく」
結局二人で私の部屋に戻る。理由は単純で、もう悠仁の部屋は遺品整理(?)されちゃって、服とか以外ほぼ荷物残っていないのだ。なのでしょーがない
「天音になんかしたら殺す」
「釘崎のマジの顔こえー」
「野薔薇、別に大丈夫だって。こんなこと前もあったし」
「それは逆に天音が俺の部屋来てたんじゃね?」
「……言わないでくれぇ」
「あれは、そう、嵐の日だった」
「だから話さないでって!!」
50人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天泉(あまみ) - まちゃ。さん» まちゃ。さん、コメントありがとうございます!おもしろいので出してみたいですね……、もしよかったら、ライバルキャラを誰にするかアドバイスしていただけるとうれしいです!呪術廻戦のキャラにするか、オリキャラにするか、などでもいいので! (2022年8月17日 11時) (レス) id: 5384ba1270 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - 誤字りました (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - あ…すみません!コメント失礼します汗まだ更新されるてましたね...! (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - ゆうじ君に夢主ちゃんをめぐって、ライバルとか出して欲しいです...終わってるけど…。 (2022年8月16日 15時) (レス) @page25 id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ