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貴「ヘルセ、恋歌ちゃん！あのヘロヘロの騎馬に行こう！」
田「オッケー！」
へ「よし、行こう」
全体の数の半分以上をとった私は残りの逃げて疲れた騎馬を狙いに行った。
貴「やったぁ！」
プラス1！
それから少しするとホイッスルが鳴って、競技が終わった。
競技の結果発表で、ハチマキをステージへ持って行った。
全部のチームのハチマキが集まり、集計が始まった。
いーち、にー、さーん...
...よんじゅうー！
そう言って最後に上げられたのは私たちのチームのハチマキだった。
貴「やったぁ！」
応援席に戻ると、みんなが褒めてくれた。
みんな優しいなー。
それから競技は続いて、午後の部になった。
田「ほーら！早く出ておいで！」
貴「やだぁ。」
へ「早くしないとあの生徒会に怒られるぞ」
貴「いーもん。先行っててぇ」
私はそう言って教室の壁にしがみつく。
へ「そんなこと言ってられない」
そう言ってヘルセは私を引きずって校庭まで連れてった。
応援席に着くと私は魂の抜けたように空を見上げた。
灰「おい、谷澤。早く来い。」
貴「本当に私行かなくちゃダメですか」
基「もちろん。さあ、行こう。」
そう言って私の手を引っ張ってステージへ連れて行った。
なぜ私がこんなに午後の部を嫌がっているのか。
皆さんはお気づきかもしれませんが、この後、あの鬼ごっこが始まるんだ。
運動のできない私は絶対真っ先に捕まるだろう。
あー。一人で恥じかくんだなぁ。
野「今年は鬼ごっこのルールが変更になって初めてだからルール説明します」
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作者名：弥風 | 作成日時：2018年12月26日 11時
