【イナイレ】波乱の学園物語 (ページ11)

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ヘルセside

結局、僕たち後輩チームは先輩チームにぼろ負けして、部活が終わった。

ふと谷澤がいる場所を見ると、まだいた。

明日の連絡が終わり、荷物を持って谷澤のところに行った。

へ「谷澤。帰んないの？」

貴「もう疲れた。ヘルセ。どっかいこーよ」

そう言って立ち上がった。

へ「僕はいいけど...」

貴「そ、じゃいこー！ね、どこ行く？」

へ「どこでも」

貴「じゃあ新しくできたケーキ屋さんね！」

谷澤について行ったのはいいものの、女子だらけで恥ずかしすぎる。

へ「ここ、女子ばっかじゃん。」

貴「あったりまえでしょ！...そうだ、私の彼氏風にすれば(笑)」

そう言って僕の腕を掴んできた。

貴「ほら、ケーキ食べいこ！」

仕方なく席について、2人で同じケーキを頼んだ。

貴「うん、やっぱり美味しいね」

へ「うん」

これ、周りから見たらやっぱりカップルみたいなのかな？

いやいや、ダメだ。

校則で恋愛禁止ってなってるし、芸能科なんてよけいだよ。

貴「ヘルセ。食べないの？」

へ「食べてるよ。谷澤が食べんの早いの」

貴「そんなちびちび食べて。それでも男か！(笑)」

そう言ってさりげなく僕のケーキを食べた。

時計の針が6時を指した頃、僕たちは解散した。