【イナイレ】波乱の学園物語 (ページ2)

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先「新入生代表の言葉。谷澤A。」

貴「...暖かな春の訪れとともに...」

この学校にトップで入学した私は、前で代表の言葉をいうハメになった。

なんとか噛まずに言い終えたのは良かった...けど

赤い絨毯の段差に躓いてこけた。

しかも...

生徒会の人の上に乗っかってしまった。

私は小さい声で、

貴「す、すみません！」

と謝った。

でも、その人はすごく優しくて、すぐに許してくれた...

わけじゃなかった。

入学式が終わり、教室に戻るとさっきの生徒会の人が私のクラスに来た。

？「谷澤A。ホームルームが終わったら生徒会室に来い。」

貴「え、はい。」

それだけを言うと教室から出て行った。

校章の色が青色だったからスポーツ科の先輩。

てか、私どうなんの？

入学早々、問題児扱い！？

待って。

そんなことしたら、オーディション受けられなくなるじゃん。

やだー！

それじゃあ、ここの学校に入った意味がないよ！

私が机に顔を突っ伏すと、前の席の子が話しかけてくれた。

田谷恋歌(タタニレンカ)と言う、すごく可愛い子。

田「大丈夫？なんか大変なことになってるね」

貴「うん。私の学園生活終わったかも。」

少しすると先生が入ってきて、ホームルームが始まった。

明日は新入生歓迎パーティがあるらしい。

それはもちろん、ドレスを着て。

そしてまた、新入生代表の言葉を言わなければいけないらしい。

私が絶望していると終わってほしくなかったホームルームが終わってしまった。

中身の少ない、軽いバックを持って重い足取りで生徒会室へ向かった。