武装探偵社の有能事務員さん【文スト】 (ページ40)

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宴の始末ページ40

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『湯豆腐できました！ちょっと味見……美味しいです！』

「じゃあ此処に置きましょうか！」

賢治くんが食器を退けてくれるので其処にIHコンロ？的なやつと湯豆腐の鍋を置く

机を固め、白いテーブルクロスをひき、色々な食べ物やお酒、ジュース、生野菜を置く。

因みに生野菜は賢治くんのお墨付きで凄く美味しい。

「ボクはクッキーを作ッてみたよ。はいこれ。」

谷崎くんはそう云ってテーブルの隙間に大皿に乗った美味しそうなクッキーを置く

「香里。クラッカー、忘れてるよ？」

晶子さんにクラッカーを受け取り、ドアの前で鏡花ちゃん達を待つ

ガチャ

ドアが開く

「「『鏡花ちゃん、入社お目出度(めでと)う！』」」

パンパン！と鳴り響くクラッカーと扉の前彩る色鮮やかなリボン。

時は進みみんな手に飲み物(生のトマト)を持つ。私は因みに云うと紅茶だ。

『ナオミちゃん！このクッキー食べてみようよ！』

「お兄様が作ったクッキーですわね！とても美味しいんですよ！どうぞ食べてみてください！」

そう云われ素直に口に運ぶ

『美味しいっ！美味しいね！此れ！』

「でしょう！あ！香里さんが作った湯豆腐、食べてみてもいいですか？」

『そんなこと聞かなくても……いいよ、食べて食べて！』

………無かった。

「美味しい。」

既に湯豆腐は鏡花ちゃんのお腹の中。

「鏡花ちゃん、湯豆腐のお代わり持ってきたよ！」

お代わりを持ってくる敦くん。人参がうさぎ型で可愛よかった。

「あ、春野さん！このケーキ素敵じゃないですか！？」

「本当！？嬉しいわ！私が予約してきたケーキなの！」

『お店を教えてくれませんか？今度3人で行きましょう！』

ふふっと3人で笑い合う。

その時、くいくいと、鏡花ちゃんが春野さんの肩を掴む

視線の先には気をつけをした敦くんが居て。

ああ、私じゃなくて2人に話がある。敦くんは。

察した私は下がることにした

そこからは長く、けれど短く。

宴は続いた。