兎が伍羽 君とお出掛け ページ7
太宰Side
Aちゃんとうずまきに来ている。
私の前には珈琲、Aちゃんの前には沢山のケェキ。
此れは私の奢りだ。
助けたのは私だ。最後まで助けないと。
其れに、小さい子に払わせられない。←
ケェキを食べていた彼女は、ふと手を止めた。
「どうしたんだい?Aちゃん?」
何かを考えていた彼女は、何かを決意したように、
『えっと、太宰さんも一口食べますか?』
えっ……
其れって、俗に云うあ〜んってやつじゃあないか!?
私は、一瞬固まった。
然し、
「うん。私にも一口くれるかい?」
と、云った。
『はい!どうぞ太宰さん!!』
そんな無邪気に云われたら食べるしかないじゃあないか。
パクっ__
甘いケェキの味が口いっぱいに広がる。
「美味しいね。」
彼女は、
『そうですよね!』
と、云った。
.
.
.
.
.
.
.
.
.
『ふわー!美味しかったぁ〜!』
あんなにあったケェキを一人で………
でも、何故この娘は餓タヒ寸前迄で
彷徨い歩いていたんだ?
与謝野女医の話によると彼女は、
ヨコハマから遠い所に居たらしい。
私は、彼女に聞いてみることにした。
「Aちゃん、君に聞きたい事があるんだ。一寸良いかな?」
『はい。大丈夫です。』
彼女はそう云った。
「君は遠い所にいたんだろう?どうして此処にきたんだい?」
『!』
一瞬、Aちゃんの表情が強張った。
然し彼女は、
『…………わかりました。話しましょう。』
と云うと、オレンジジュースを一口啜り、
『実は私は____』
と語り始めた。
1000hit Thanks!!!→←兎が肆羽 太宰さんとお出掛け
53人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪猫 - SYUN香さん» ありがとうございます! (2017年3月25日 21時) (レス) id: 556e12f1f6 (このIDを非表示/違反報告)
SYUN香(プロフ) - 雪猫さん» http://uranai.nosv.org/uploader/common/d/4/6/d4616ddc3867649cee5500a2ac23dd4e.jpg (2017年3月15日 23時) (レス) id: 153f7df649 (このIDを非表示/違反報告)
SYUN香(プロフ) - 雪猫さん» ボードにお邪魔しようと思ったのですが、上手くできなかったので、ここに載せておきます (2017年3月15日 23時) (レス) id: 153f7df649 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - SYUN香さん» 気づかなくてごめんなさい……ありがとうございますっ!宜しく御願いします……! (2017年3月12日 18時) (レス) id: 556e12f1f6 (このIDを非表示/違反報告)
SYUN香(プロフ) - イメ画をリクエストしていただいたのはこの作品ですか?描かせていただきます^_^ (2016年11月3日 13時) (レス) id: 153f7df649 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪猫 | 作成日時:2016年8月19日 17時