himeyuri. 2 (ページ25)

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doyoung

ヒョンから何があったのか聞いた

元々このヒョンがAのこと誰よりも気にかけていていつも目で追っていたことも知ってるし、よくAのことで俺も話を聞いてたから

それに俺は密かにこの二人はどこか似てるような、当てはまる所があるんじゃないかって

「ヒョン」

「ヒョンにとってAはどんな存在？」

TY「……どんな存在か、この男しか居ない中でも負けず劣らず輝いてて、パフォーマンス力もずば抜けて俺も逆に学ぶこともあるし最初はさ、すごいガチガチに緊張して縮こまってたから俺がどうにかして背中押してあげないとって思ってたし、俺にはヌナしか居ないからかわいい妹みたいな存在、かな」

「『最初』？じゃあ、今は？」

TY「………わかんない。Aは、仕事がどんなに遅くなったり用事が入ったとしても約束は必ず守って俺に会いに来てくれたり、俺が寝るまでは絶対先に寝なかったり、ほんとに優しくてさ、、でもそういうのがAの負担になってんじゃないかって思って」

TY「もちろん俺は会いたいって、常に思ってるけど自分の時間をけずってまでここに来て側にいて、無理だけはして欲しくないとも思ってる。矛盾してるんだよ」

「ヒョンには、Aが必要だと思う」

TY「必要？それはドヨンア達も同じだろ」

「違うよ」

「ヒョンには、恋人っていう存在が必要なんじゃない？」

TY「恋人…？」

「一人で溜め込みすぎて爆発して、いつも自分のせいにする。俺たちが傍には居るけどそれ以上に心の傍に居てくれる存在がヒョンには必要だよ」

「泣きたい時に泣いて、笑いたい時は怒って、楽しさは分かちあって、たまには喧嘩もし合うそんな人が。」

練習生の頃からずっとテヨンイヒョンの背中を見てきた。人一倍努力家で責任感も強くて表面から見れば強くてカッコイイでも、ほんとは脆くて壊れやすい人だから

いつもは大きく見える背中も最近は小さく見えてしまうのは俺の気の所為では無いと思う

いつも見てたから。隣で見ていたからこそ
幸せになってほしいんだよ

「ヒョン」

TY「、、ん？」

「俺は、応援するよだから素直になってもいいんじゃない？もう、何も我慢しなくていいんだよ」

TY「…ドヨンア」

ヒョンが俺の背中を押してくれたように

次は俺がこの人の背中を押してあげる番

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