1人目 ページ2
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その女は突然現れた。
気持ちの悪い蜘蛛との戦いを終えて力尽きた我妻善逸は師範である爺ちゃんの教え通り呼吸で毒が身体に回るのを遅らせていたが、
善逸(………爺ちゃん、もう無理かも
俺もあの気持ち悪い蜘蛛になるのかなあ、それとも死ぬのかなあ、どっちもヤダなあ、最期に禰豆子ちゃんに会いたかったなあ、可愛い女の子と結婚したかったなあ)
そろそろ限界を感じていた。
『お兄さァん、大丈夫ですかァ?』
善逸「……爺ちゃん…が、諦めるなって…」
『あらまァ、コレはもう瀕死みたいですねェ
ちェッ、解剖したかったのになァ…
__________【異能力】君死給勿 』
善逸「え…治ったァァア?!!
君が治してくれたの?!凄い!!君は一体何者?!
しかもすっごく綺麗だね!!俺を助けてくれたってことはもしかして俺の事が好きなの?!!!俺も好きだよ!!!綺麗な子に助けてもらえるなんて嬉しいなあ!!デュヘヘデュヘヘヘへへ」
『よく喋りますねェ、
確かにアタシが治したけれど完全には治っていないので蝶屋敷でしのぶサンにも診てもらいましょ〜』
そう言って微笑む女からは今まで聴いたことのない音がしたんだとか。
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作者名:朝丸 | 作成日時:2019年10月16日 20時