三代目の短編作ってみました。

抱きしめたいんだ☆NAOTO ページ18

A「…せんせ」

おれの隣には、（人1）がいた。

A「先生、ここの構文の使い方、いまいちよくわからないんです。教えてもらえませんか？」
NT「あぁ、いいよ」

おれはシャーペンを手に取る。

NT「（人1）さ、また授業中寝てたろ？(笑)」

（人1）がびくりと体を震わせる。

A「ば…ばれてました…？」

おずおずと、おれを見上げる。

NT「そんな顔すんなよ(笑)」
A「え…だって、先生、おこってます？」
NT「ばか(笑)おこってねーよ(笑)」
A「なら、よかった」

そう言って、（人1）は恥ずかしげに、笑う。

そのしぐさに、
思わずいとしさがあふれる。

…だめだ。
こんな気持ち抱えちゃいけない。

教師と、生徒の関係。
これを壊してはならないのだ。

NT「…んじゃ、説明するから……」

不純で、汚いこの思いを隠すように、
おれは（人1）に説明を始めた。

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