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masakado side
「そろそろA起こさなあかんのやけど
どうしますか？」
小島がみんなに聞くと
勢いよく手を挙げた誠也くんと晶哉
そこの2人はわかりやすいな笑
特に誠也くんは
Aちゃんのことが好きなのバレバレ
晶哉はお姉ちゃんみたいに慕っているように見える
気づけば2人でジャンケン大会が開催されていて
あいこがずっと続いていた
ここまで続くのやばない？
なんてリチャくんが口元を隠しながら
ツボに入ったのかケラケラと笑っている
そんな所に大晴が
もう俺起こしてきましょうか？
なんて言ってる
大晴、絶対最初手挙げるの恥ずかしくてここぞとばかりに言うたんやろなって
思ったらちょっと微笑ましくなった
「それはあかん！最後の1回や
これで決まらんかったら大晴行ってええで」
謎の戦いの末にAちゃんを起こす権利を勝ち取ったのは
「よっしゃぁ！！誠也くんに勝った！」
選ばれたのは晶哉でした
ジャンケンに負けた誠也くんは
酷く落ち込んでいて
よくわからない参加の仕方をした大晴は
なんかちょっとだけ悔しそう
「じゃあ、僕起こしてきますね」
語尾に音符マークがつく勢いでAちゃんの元へ向かって行った昌哉を全員で見送った
ふと
今のジャンケンだいぶ大きい声出してた筈なのにこれで起きひんAちゃんが凄いわ
なんて思った
「俺、ジャンケン弱過ぎ…」
「あいこが続いてるの凄かったで？」
「僕あんなに続いてるの見た事ないです」
「なんでジャンケン参加してないのにちょっと悔しいんやろ？」
「それは相手にもされなかったからやない？笑」
「うわっ今のまっさんの一言傷付いた〜」
なんて各々が色々な反応をしていると
晶哉が少し拗ねて戻ってきた
どうしたん？
そう尋ねれば
「Aちゃんは、正門くんに起こしてもらいたいそうです。
寝起きに聞く初めの声はよしくんがいい
って言われたんで戻ってきました」
軽く晶哉に睨まれる俺
「それは辛かったな、佐野こっち来い」
なんて慰め合って同盟を組み始めている
なんか悪者みたいになってるんやけど
え、これ行った方がいいやつ
なんよな？？
「正門くん、はよ行ってください
打ち合わせ始められません」
「お、おん、わかった」
寝室へ向かっている途中
顔がちょっとにやけていることに気がついた
"寝起きに聞く初めの声はよしくんがいい"
なんて言われて嬉しくない人がおる訳ないやん
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ちぃなん(プロフ) - ちーちゃんさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お嬢さん呼び何気好きなんですよ分かっていただけて嬉しいです。ありがとうございます！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: fdda58a86e (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん(プロフ) - 正門って絶対お嬢さんって言いますよね分かります脳内再生余裕でしたありがとうございます。 (2020年5月27日 20時) (レス) id: d8fec38979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃなん | 作成日時：2020年5月24日 18時
