小悪魔系男子【石川】 ページ30
みなさんは知っているだろうか。
TV「石川のバックアタックーー!!」
TV「逸材はやはり強かったーー!!」
世界を見据える逸材。
そう言われる彼の、本当の姿を。
「祐希、もうそろそろいい?」
石「だめ、」
「足が…」
石「だーめ」
そう。世界を見据える逸材。
石川祐希の本当の姿。
今日は久しぶりのオフ。
それであたしの家にやってきた彼は
彼自身の特集がTVで放送されてるのを
あたしの膝枕で見てる。
石「俺ってこんなに注目集めるべき人間じゃないのにねぇ」
「千年に一度だっけ?」
石「そんなんじゃないのにねぇ」
「いいじゃん!こんなに注目してもらえるなんて!それにイタリアでも頑張ってるんだし、あたしはすごいと思うけど?」
石「俺はそんなこと思わないなぁ。だってさ。一応俺も男だし、それなりに夢もあるんだよ?確かにバレー大好きだけど…ねぇ?」
「な、なによ(笑)」
バカ祐希。上目遣いやめろ。←
本当にこの子は何を考えてんだか…
石「Aちゃんさ、」
「ん?」
石「俺のことどう思う?」
「はい?」
石「だからぁ、俺のことどう思う??」
「祐希は…」
石「あ!やっぱ待って!!」
「なに!?」
祐希は突然ガバッと起き上がる。
石「まだ聞かない!」
「それはどういうこと?」
石「もう少し、俺が大人になったら…絶対にAちゃんは俺じゃなきゃダメになる。…予定」←
「はぁ!?」
石「俺だって!大人になりたいけど…まだ子供だからうまく言えないけど…」
「もう、ほんと祐希っておバカさんだね」
石「え?」
「無理しなくていいの。祐希は祐希なんだもん。背伸びしたって疲れちゃうでしょ?」
石「…でーも、」
「わっ、」
祐希はニヤッと微笑んだ後、
あたしにぎゅっと抱きついた。
石「…俺は、諦めないからね」
「…バカ祐希」
子供っぽいところを見せたと思えば
こうしてドキドキさせてくる。
そんな小悪魔系男子に、
あたしはいつもタジタジです。
石「Aちゃん、今度デートしよっか!」
「デートってなに(笑)」
いちいち子供っぽいことを言ってくる。
そんなところも、また憎めなくて。
祐希とのこういう時間は
何気にあたしも案外好きなわけで。
でも、もう少しだけ
大人になってくれるかな??←
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透明人生(ライフ - はじめまして!将平さんかっこいいですよね!笑笑私も大好きです(∩´∀`∩)また将平さんのお話が出来ることを楽しみにしています(*^^) (2018年6月23日 15時) (レス) id: 78812596b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2017年9月18日 11時