太宰（妹）家出に成功したので就職しました

学パロ　体育祭は突然にー障害物競走ー ページ46

み、みんな、おりゃあ、もう駄目だ・・・・い、一気に最終レースへ行くぞっ・・・

選手紹介！

赤団、小っちゃい赤い彗星！中原 中也！

青団、学園の奇行ｓｙ、じゃなくて！学園の貴公子！太宰 治！

黒団、生徒会長！坂口安吾！

さぁ、運命の一戦が今始まります！

位置についてー！よーい、ドンっ！！


一斉に走り出しました！

トップは中也！さすが、体育委員長！速い！！

さて、お兄ちゃんは・・・意外と速い！そうか・・・！中也と違って足のリーチが長いからか！！！

『A！！！後でおぼえてろっ！！！』

すると、割と遠くの方から中也の怒声が聞こえてきた。

どうやら、口に出ていたらしい。

ていうか、中也の地獄耳やべぇ。

安吾さんは、頑張れー！！

あ！中也が網抜けエリアに！あ！お兄ちゃんも！

てっ、中也、網抜け速いっ！さすが小柄ｗｗ

『A！！うるせぇ！！！』

あ！お兄ちゃんは苦戦してる、大きいからね！

安吾さんは眼鏡かばってる・・・・・

あ、中也、網抜けた・・・

・・・・お兄ちゃんも抜けたか

きゃーーー

・・・・うるせぇ！先刻から女どもの声がうるせぇ、というか急にどっかの女子が悲鳴上げてびくっりすることって学校あるあるだと思うんだよ、私は。

はっ！こんなこと考えている間に中也たち放水エリアに行ってんじゃん！何たる不覚！！

そして、中也とお兄ちゃんが生易しくは無い水の中へ突っ込んでいった。

暫くして、中也とお兄ちゃんが出てきた。

キャーーーーーーーーー！！！！！

そのとたん、女子達の黄色い悲鳴が会場を埋め尽くした。

それは中也とお兄ちゃんの格好のせいだった。

二人の体育着は水で濡れ、透けていた。しかも肌に張り付き二人の普段見えない所の肌が薄っすら見えていた。

私はその何ともエロティカルな光景に顔をしかめて安吾さんの様子を見た。

丁度、安吾さんは放水エリアに入ったところだった。

すると突然水の道の中間あたりで安吾さんの顔から何かが飛んだ。

あれは・・・・・・・眼鏡だぁぁぁぁ！！！

会長の眼鏡が吹っ飛んだぁぁぁぁぁぁぁ！！！

ーーーその眼鏡は水の雫と共に空高く舞い上がった。
　 眼鏡と水は太陽の光が反射しキラキラと輝いていた。
　 それは美しい光景であったー byA
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一位 中也
二位 太宰
三位 安吾

(完)

「真の一位は眼鏡」

『何を云っているんですか？Aさん』
ーーー
飽きたby作者

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