太宰（妹）家出に成功したので就職しました (ページ26)

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番外編　小噺　☆白米さんページ26

──小噺もし中也の帽子が四散したら──

ある日私は、手榴弾を大量に運んでいた。

次の作戦に必要なのだ。

しかし、重い、とても女に持たせるような重量ではない。

それと入れ物が大きい為、下が見えなくて危ない。

もしも小石に躓いたりしたら、かなり危ない。

「あの禿、あとで覚えてろよ・・・！」

私は此を命令してきた上司への愚痴を云いながら

ヨロヨロと運んでいった。

目的地近くでついに事件は起きた。

「あと少し・・・・！」

と云い、歩みを進めていくと突然足がもつれた。

多分、恐らく小石か何かに躓いたんだな、これが書類だったらオトゲーの始まりだった、だが残念ながら生憎運んでいるのは手榴弾、恋が始まる処か誰かの人生が終わる。

私はバウンドしてピンが外れた手榴弾が飛んでいくのを見て思った。

ドッカーン

『うぉぉおおお！？』

爆発音と男の悲鳴が聞こえた。

ご、ご免なさい・・・

私は身を起こし、巻き込まれた人の安否を確認しに行った。

「大丈夫ですか！？生きてます・・・・かっ！？」

私は驚きの光景を目にした。

『A～！お前かぁ手榴弾を飛ばしてきたのはぁ』

其処には頭をチリチリにして、両手に四散した帽子を持っている中也だった。

カシャッ

とりあえず面白いから撮っておいた。

『てめぇぇぇぇぇぇぇ！！』

結果:チリチリ頭が可愛い

──小噺もし救世主が喋ったら──

朝起きると

『ねぇ、僕と契約して戦争起こさない？』

「新手のナンパか？」

救世主がどこぞのキューべーみたいなことを云ってきた。

というか・・・

「喋ってるっ！！」((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

『遅い』

「スンマセン」

すっかり、カーストが出来上がってやがる。

『貴様は我輩にチャオ○ュールを献上し、この日本で大戦争を起こすのだ！』

「救世主の癖に魔王みたいなことを云ってる！？」

『うむ、今の名も気に入っているがアークベェルザみたいな名前も良かったな』

ヤバイの出てきたぞ。

「そ、そうか、でも戦争を起こすには兵力が足りないから無理だよ」

『其れなら安心しろ、既にお前の後ろにいる』

救世主は前足で私の後ろを指す。

振り返ると其処には白くて丸い猫らしきものが沢山控えていた。

足の長いもの、壁みたいなものが押入の中から大量に産み出されていた。

『まず手始めにヨコハマから侵略してやろう』

これがにゃんこ大戦争の始まりであった───

「はっ、夢か・・・・」

結果:夢です