番外編 生まれた日と墓2 ページ11
今日は特別な日である。
私がこの世に生まれた日であった。
私は太陽の光で目を覚ます。
何故か腹に重みを感じた。
目を向けると腹に巨大な毛玉。
「毛玉・・・毛玉?」
寝ぼけながらその毛玉を鷲掴みにする。
にゃ、にゃご・・・
「・・・・・嗚呼、ミゲル・・じゃなくてメシアか・・・」
メシアを丁重に退けて、起き上がる。
「ミゲル、ミゲル、ミゲル・・・」
頭からミゲルが離れなくなり、ぶつぶつとミゲルを呟きながら
身支度を整えた。
次に冷蔵庫から栗羊羹と牛乳を取り出す。
「はっぴばぁすでい、ミゲ、じゃなくて私」
栗羊羹に齧り付きながら呟く。
そう今日は私の生まれた日である。
なので朝から贅沢に栗羊羹を食べている。
そう云えば昔、中也にこんなことを云われた。
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<朝から栗羊羹丸々一本食って、血糖値やべぇんじゃねぇの?>
≪血糖値を気にしていたら明日は掴めないぞ、中也≫
<莫迦じゃねぇの>
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ちなみにその考えは変わってません。
「今日はどこかに買い物に行こう」
何故って?ふっ愚問だな・・・
今日は私のはっぴぃなばぁすでいだからさ!!( ・´ー・`)
にゃーご
「おや、起きたのかいメシア、食えチャオ○ュールマグロ味だぞ」
たしっ
強奪の救世主・・・・・
((可愛い))
カメラ・・・無い、携帯買わなくちゃ(使命感)
私は急いで食べて、十万掴んで買い物へと出かけて行った。
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ーヨコハマ某所ー
今日は風が強い。
私の髪は風によって荒れ狂っている。
ウェーブのかかった貞子はただのギャグホラーだと思うんだ。
「髪、切ろ・・・」
決意しました。
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髪を切った私は悩んでいた。
「う〜ん後買うものは・・・・あったけ?」
如何したものか・・・と思ってヨコハマ中歩いていると
一軒の見慣れたお店があった。
「栗須戸府・・・・・・・」
私の行きつけのお店の通称【クリストフ】和菓子屋なのに外国名っぽいと
噂になっている店だ。
なお店主はくまのプー○んが好きである。
「そう云えばもう二日も行ってないな・・・久し振りに行くか!」
そう云って私は店の中へ足を踏み入れた。
テラス席で優雅にお茶をしていると大好きな人の声が聞こえた。
『A二日ぶりだな』
顔をあげると其処には織田作之助が立っていた。
(;´Д`)
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ラリー明日は暇(プロフ) - はずりんさん» 有り難うございます!是非、見てくださいね('ω')ノ (2018年6月28日 21時) (レス) id: c83a6482c4 (このIDを非表示/違反報告)
ラリー明日は暇(プロフ) - Kaiさん» 有り難うございます!(*^▽^*) (2018年6月28日 21時) (レス) id: c83a6482c4 (このIDを非表示/違反報告)
はずりん - 続編いかれるんですね!おめでとうございます!! この作品、すごい好きなので楽しみにしてますね!頑張ってください! (2018年6月27日 21時) (レス) id: 1750dd915a (このIDを非表示/違反報告)
Kai(プロフ) - とても面白いです (2018年6月27日 19時) (レス) id: 1851ef0a10 (このIDを非表示/違反報告)
ラリー明日は暇(プロフ) - 晴夏 and Siki and Leonさん» 応援ありがとうございます!続編はもうそろそろ出ますんで。 (2018年6月27日 18時) (レス) id: 605632bffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラリー明日暇だってよ x他1人 | 作成日時:2018年4月3日 11時