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ユ「A〜！……この度はご出産おめでとうございます」
キッチンで宴の料理を作っていると、ユウとグリム、ジャミルが寮に到着した。
「出産じゃないんだけど。ユウは今日もテンション高いなぁ」
ユ「でもすごいことだよね！未来に繋がっちゃうとか……」
グ「学園長はお前の帰る世界探さないで、遊んでたんだゾ？」
ユ「もう〜グリム〜、気にしないようにしてたのに〜。はぁ……学園長ゆるすまじ。ところでママ、ベイビーは？」
「ママって……今は寮長が遊んでくれてる」
ユ「よ〜し、会いに行こう！グリム！」
グ「お〜！なんだゾ！」
元気なオンボロ寮コンビが談話室へ向かっていった。
ジャ「……ただいま」
「ジャミル先輩！おかえりなさい！」
ジャ「今、いいか？」
「ちょっと待ってくださいね……」
他の寮生たちに料理の続きを任せて、先輩の元へ向かう。
「なんですか？」
ジャ「部屋で話がしたい。買ってきたものもあるし、見てほしいんだ」
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ーーー
「ジャミル先輩……これは……」
ジャ「熱砂の国では定番の服だ。Aに似合うと思って以前買ったんだが……ふむ、想像以上に良いな」
ジャミル先輩の部屋で、寮服からドレスに着替えさせられた。
ドレスは先輩らしい赤色で、きらびやかな金の刺繍で花が描かれ、腰回りと腕には薄く透き通る布を纏う形のもの。
ジャ「腹が見えるのはセクシーすぎたか……？他の寮生には見せたく……いやむしろ牽制できそうだな……」
「恥ずかしいです……」
ジャ「綺麗だ。本当に、誰よりも……俺の未来の妻は美しいな？」
あたたかい手が頬に触れて、腰を引き寄せられる。
「〜っ、あ！ほら、購買部で何買ってきたんですか？」
あまりの恥ずかしさに話題をそらした。
さらっと未来の妻とか言うんだから！
改めて自覚したら、いつも以上にドキドキしてきた……。
ジャ「我が子と和解しようと思ってな。遊べるようなものと髪飾りを選んだんだが、喜ばれると思うか？」
少し心配そうに尋ねてくる先輩……かわいい。
色紙やクレヨン……それに、
「この髪飾りは先輩とお揃いみたいですね。きっと喜んでくれますよっ」
小さな赤い羽根の髪飾り。
お揃いのものを選んだなんて、先輩があの男の子に向ける愛を感じた。
ジャ「渡すのが楽しみだ」
「無事に和解できると良いですね」
コンコンと部屋がノックされた。
カ「ジャミル、A〜、いるか？」
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sane(プロフ) - すﾝずさん» ありがとうございます！！これからも面白さを交えつつ幸せあふれる話を書けるよう頑張ります！ (2020年6月7日 20時) (
レス) id: e18b026987 (このIDを非表示/違反報告)
すﾝず - すんごい面白いです！！！！更新頑張って下さい！！！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 6823c0d55a (このIDを非表示/違反報告)
sane(プロフ) - ラムさん» コメントありがとうございます！毎日更新していますので楽しみにお待ちくださいませ〜！(*´∇｀) (2020年6月6日 22時) (レス) id: e18b026987 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 話しの続きが気になる (2020年6月6日 22時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
sane(プロフ) - AILEさん» 初めまして、嫉妬ジャミルを可愛いと言っていただけて嬉しいです……！これからも良い具合に嫉妬させますね！(笑)ありがとうございます！更新、頑張ります！！ (2020年6月2日 23時) (レス) id: e18b026987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さね | 作成日時：2020年6月2日 17時
