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ピンポーン
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ピンポーン、ピンポーン
…ったく。
うるさいなー!
「はいっ!
今開けます!」
Aは寝覚めが悪く、キレつつドアを開けた。
「今起きた?」
優希だ。
「部屋、どんなカンジ?
おー!
おじゃましまーす!」
昨日の桃花とは大違い。
挨拶をしてから入る優希。
Aは時計を見て驚いた。
「まだ6:30じゃん!
どうしてこんな朝早くに?」
「どうしてって…。
まぁ、いいじゃないか。
カタいことは言うなって。」
戸惑いながら言う優希。
「うん…」
優希はちゃぶ台の前に座った。
「大倉は外なの?」
「いや、そのカーテンの向こうで寝てる」
(ベッドはカーテンで開け閉めできる)
「ねぇ。
あのあと、なんもなかったんでしょうね?」
「へ?」
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おもいだした。
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Aは言葉に詰まった。
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「あったの?」
優希が身をのりだした。
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ササッ。
カーテンが開いた。
「ありましたよー♪」
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大倉が起きた。
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眠たそうに目をこすった。
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「キスしました。」
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爆弾発言。
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私、終わった。
大倉が言った瞬間そう思ったAだった。
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作者名：亜矢 | 作成日時：2012年8月27日 10時
