25 ページ26
・
ぴくっと反応して、私の腕が本能的にパク君を拒む。これがあと何回か続くかもしれないと思うと、ものすごい不安感に襲われた。流石に不自然だ。よっぽどの潔癖症かなんかじゃないとこんな事しない。
「あ、すいません」
「全然、大丈夫...」
うっすらとしか触れてないからか、じんわりと暖かくなる程度で済んで、特に作業に影響は及ばさなかった。ひとまず、安心。いや全然出来ないけど、とりあえずは。
大丈夫かな、本当に。私今日、無事に帰れるのかな。ていうか今まで全然気にしてなかったけど。私パク君にひどいことしたよね...?今日の事、まだ謝れてない...。
謝らなきゃ、今。
「パク君、あの」
「ジミン君」
「...ジ、ジミン君?あの、」
「何ですか?ヌナ」
「え、ちょ、何、それ」
「ヌナって呼ぶって、僕言ったんですけど」
「言った...かもしれないけど、」
「言ったからいいですよねー笑」
...待って、全然本題に進めない。いきなりジミン君とかヌナとか...いきなりじゃないのか、でも、無理。なんか違和感?って言うか、落ち着かないって言うか。まずヌナって呼ばれる事無いし、だいたいAかAさんだし、ハードル高すぎじゃない...?
「...で、なんですか?」
「えぇっ、と...」
...なんか言いづらい。もう全部投げ出したい...。
468人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
皐月(プロフ) - みさとさん» ありがとうございます。そんなに褒めて頂けるとは…恐縮です。とても嬉しいです!次回作もよろしくお願いします。 (2020年4月10日 13時) (レス) id: 8b3223e05a (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - 完結おめでとうございます。凄く素敵な作品で更新を楽しみにしていました。皐月さんのジミンちゃんがツボすぎました!次回作も楽しみにしています。 (2020年4月9日 23時) (レス) id: 38c5101720 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - yaaaaaaさん» そうでしたか!良かったです!ありがとうございます、これからも頑張ります (2020年4月2日 16時) (レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - マミさん» ありがとうございます!ぐだぐた主人公にもうしばしお付き合い下さい…笑 (2020年4月2日 16時) (レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
yaaaaaa(プロフ) - 面白いので不安にならなくて大丈夫だと思います!!!これからも楽しみにしてます(〃▽〃) (2020年4月2日 11時) (レス) id: 159a8fda76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:皐月 | 作成日時:2020年3月29日 15時