26 ページ27
・
「...ごめん、今日。折角誘ってくれたのに」
本来なら、謝ったら意味が無くなるし距離を置くためにした事なんだけど。もうなんかどうでも良くなって。パク君の気持ちを第一に考えている自分が居て、むしろパク君を、第一に考えている自分しか居なくて。
情けなく呟いた言葉は空気に混じって消えていった。
パク君の目を見て、返事を待つ。
「...その事なんですけど。後で話しませんか?」
「...え、...分かった、けど」
「あ、切れました?もう僕が炒めちゃうんで、その辺で座って待っといて下さい」
降ってきたのは予想外の言葉で、困惑しながら椅子に腰を下ろした。ちょっと傷つきましたよ、とか、全然大丈夫ですよ、とか言われて終わりだと思っていたら…この話、長くなるのかな?
私がした事って、やっぱり相当な事だったのかな…。ごめんなさい、パク君。違うの、私が超能力者で君に触れられると弱点が出てしまうから…。
いくら心の中で謝っても、本人には届かないし届けたくもない。超能力者の恋ってどうしてこんなに上手くいかないの…?
…弱点は100歩譲るとして、なんで心の中まで見えなくするの?本当に困る。パク君が何を考えているのか分からない。確実なのは、私を好きって事だけ。
ずっと見てたら聞こえたりしないかな、なんて思ってじーっと見つめていれば流石に気づかれて。なんですかって微笑まれて、また心臓がドキドキした。
468人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
皐月(プロフ) - みさとさん» ありがとうございます。そんなに褒めて頂けるとは…恐縮です。とても嬉しいです!次回作もよろしくお願いします。 (2020年4月10日 13時) (レス) id: 8b3223e05a (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - 完結おめでとうございます。凄く素敵な作品で更新を楽しみにしていました。皐月さんのジミンちゃんがツボすぎました!次回作も楽しみにしています。 (2020年4月9日 23時) (レス) id: 38c5101720 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - yaaaaaaさん» そうでしたか!良かったです!ありがとうございます、これからも頑張ります (2020年4月2日 16時) (レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - マミさん» ありがとうございます!ぐだぐた主人公にもうしばしお付き合い下さい…笑 (2020年4月2日 16時) (レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
yaaaaaa(プロフ) - 面白いので不安にならなくて大丈夫だと思います!!!これからも楽しみにしてます(〃▽〃) (2020年4月2日 11時) (レス) id: 159a8fda76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:皐月 | 作成日時:2020年3月29日 15時