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「ん?ああ、仕事が残ってるからな。Aはここでまだ寝てていいぞ。今日は帰ってくるから夕飯一緒に食べよう。」

零は寝室から出て行こうとする。

私は咄嗟に零のスーツの裾を掴む。



『行かないで…』



いや、何言ってんの私!?!?

『いいいいや、これは…ち、ちがくて、』

「…行ってほしくないのか?」

『いや、えと…』

零の顔が見れないよおおお絶対にやにやしてるもん…



「行ってほしくないのか?」

さっきよりも少し強い口調で問いかけてくる。

『…まぁ、少しは…』

「少しは…なんだ?」



『…少しは…さみしい…かも…』





「そうかそうか!!」

零が私の頬を両手で挟み、ぐい、と見つめ合う形にさせられる。

にっこにこの零。こいつ…調子に乗りおって…

「急いで仕事終わらせて、早く帰ってくるからな。それまでに夕飯何食べたいか考えといてくれ。」

零はぽん、と私の頭に手を置いてから鼻歌交じりに仕事に出かけて行った。



『はぁ…あの金髪ゴリラめ…』



静かな部屋に残った零の匂い。ついでに女の影でも探そうかと思ったが、眠気が押し寄せてきて私は目を閉じざるを得なかった。

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- 久しぶりに来たら続きが更新されててうれしい🎵⤴️ (8月22日 15時) (レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
微睡(プロフ) - 泉さん» ありがとうございます!ゆるりと更新していくので読んでやってください! (8月5日 10時) (レス) id: abcbb5d66a (このIDを非表示/違反報告)
- 1ページの文字数が少なくて読みやすいです! 更新頑張って下さい! (8月4日 7時) (レス) @page6 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:微睡 | 作成日時:2023年7月31日 18時

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