「奇跡の歌声は知っている」

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私は電話をおえると、お風呂にはいって、リビングにいった。



「アーヤ、遅かったじゃない。
今日はステーキよ、」


ママが笑顔でステーキを焼いてくれた。


「この前はごめんねぇ、
アーヤだけステーキ食べられなかったもんね。
好きなだけ食べていいわよ。」


やった！ラッキー！


ていうか、覚えててくれたんだ。


よーし、頑張ろう！


こんなときだけどそう思えた。








次の日の朝、教室に行くと、
翼に呼び出された。


きっと、あのことだ。


「アーヤ、若武から聞いたよ。」


やっぱり。
翼もショックなのか、表情が暗い。



「あれって、本当なの？
俺、まだ信じてない。」



だよね、私もまだ、受け入れられないよ…

なんでなんだろう。



「まぁとりあえず、
昨日、いい情報入ったから。
今野蘭について、
会議で話すよ。
楽しみにしてて。」






うん、ありがと！

新しい情報かぁ、楽しみ！


大丈夫だよ、大丈夫！


私には仲間がいるんだ！

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