7% ページ7
「___そのため、私たち一年A組単体では以上の出し物を行います。」
目を通していた書類から顔を上げ、ホワイトボードの前にたっている議長を見つめる。
「・・・議長?どうしたんですか。先ほどからなんだか上の空ですよ」
少し尖った声でそう指摘すると、議長はハッと言う顔をしてあわてて話を始めた。
「そ、そうね。月島さん、ありがとう。ところで、後でその書類をもらって
もう一度確認してもいい?念のため不備がないか確認しておきたいの。
あ、貴方を信用していない訳ではないわ!一応,ね?」
こちらの顔色をうかがいながらそう訪ねる議長。
「・・・・異論ありません。後でお渡しします。」
(ほんとは、自分がぼーっとしてて聞いてなかったのを言うのが
恥ずかしいだけのくせに。この見栄っ張りが。)
しかし、それを言っては面倒ごとしか起きない上に、効率よく議会が進まないため、
唇をきつく噛んで我慢をする。
じわぁ、と口内に鉄の味が広がったが気にしない、気にしない。
ほっとした顔をして議会の進行に戻った議長を見届け、席に着く。
周りの委員たちは議会に集中する振りをして、ちらちらとこちらを見ている。
なぜ私がこんなに気にされるのか。
思い当たる節はある。
先日の、「若武和臣が月島に振られた事件」のことだろう。
25人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和歌青 - 更新して…ほしい (2018年1月9日 4時) (レス) id: 896b7265bd (このIDを非表示/違反報告)
はるはる - 更新頑張って下さいー!更新が待ち遠しいです笑笑 (2017年9月2日 10時) (レス) id: d4621e11e4 (このIDを非表示/違反報告)
スズラン(プロフ) - 薫さん» ありがとうございます〜!最近はあまり顔を出せていませんが・・・・夏休みに宿題が終われば、頑張って更新しようと思います!・・・・・宿題が、終われば・・・・ (2017年7月16日 16時) (レス) id: be22ef58f9 (このIDを非表示/違反報告)
薫 - 更新頑張ってください! (2017年7月16日 15時) (レス) id: 1079d1ffb0 (このIDを非表示/違反報告)
スズラン(プロフ) - 初音さん» ありがとうございます!ほかの作品も読んでいただけたらとても嬉しいです〜(>▽<)これからもよろしくお願いします! (2017年7月12日 14時) (レス) id: be22ef58f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スズラン | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月6日 21時