メカクシ団の副団長さんはキドの姉６ [カゲプロ]

２０５話 ページ6

...キサラギside...


「ちょっと！ バスケの皆だけじゃなくって、私たちだって毎日来る期満々なんだよっ！？」

私がちょっと対抗心をもって団長さんに言うと、団長さんは少し涙のたまった目でクスクスと笑った


「ありがとうキサラギ。でもお前、学校だろ？」

「そっ、そこはおじごとがある、とか……適当にごまかします……けど……」

「ちょっとキサラギちゃん、それよくないよー」

「か、かかカノさんは黙ってて下さいっ！ な、何が何でもきますから！！」


鼻息を荒々しくさせていると、ヒビヤ君がふんっと鼻で笑った

「ヒビヤ君！？」

「べッつにぃ、何でもないよ。……団長さん、僕も泊まり込みでいい？ コノハも」

「僕も何か……手伝う……」

「ありがとう。……来れる奴は、いつでも来てくれ。そして、情報収集もできるだけやってもらいたい」


団長さんがそう言い終わると、解散だ、と言った

ココに泊まり込みで残るのは、お兄ちゃんに高尾君に緑間君、紫原君にさつきちゃんだった

それと、ヒビヤ君にコノハさん

もう、皆残るんじゃない

私は小さく笑って、私も残る！ と手を勢いよくあげた



……んだけど

「駄目だ」

「なっ……！」


お兄ちゃんが即座にその言葉を伐採した


「な、何で！？」

「足手まとい。現に分析系じゃない火神達は残ってねえだろ」

「そう、だけど……！」


わ、私だって……


「私だって、役に立ちたい！！」

「さっきも言ったろ、足手まといだって」

「でも……」

足手まとい、という言葉が胸に突き刺されう

勢いをなくしてシュンとした私に、お兄ちゃんは頭を優しく撫でてくれた


「……お前が今できるコトをしろ。……お前が能力を使えば、その質問にはコメントが大量に来るはずだ」


そう言って、URLを渡した

……そうだね……


「分かった！ 頑張るねっ！」

＜妹さん！ ……返信されたコメントは、全てメモに書き込んでくださいね＞

「うん、分かってる！」


私はさっそく、スマホでその裏サイトに行き、コメントをした


……ようしっ、頑張らなきゃ！

それに、ココにいられるまで皆のサポートもしなきゃね！

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