234話 ページ36
...キドside...
あいつを救出する日まで、あと三日
三日しかない
早く、もっと情報を集めなければ
最初の方は沢山情報が集まったのに、おうネタ切れしてきたようになってきた
……どうすれば、どうすれば……いいんだろう
あいつを助けるためには、もっと、もっと、もっともっともっと情報が必要なのに……!!
「……何で、何で」
――こんなにうまくいかないんだ……っ
ぎゅうっと拳を握りしめると、手のひらに爪が食い込んだ
気持ちだけが焦る
顔筋に力が入り、俺の目が細まった
「だーんだちょーうさんっ!!」
「うわっ!? ……き、キサラギか……驚かせるなよ」
ドアをバーンっと開け放ち俺の部屋に入ってきたキサラギは、特に悪びれもなくてへへと頭をかいた
「すいませーん。朝ごはん、出来ましたよ!」
「えっ。……お、俺も一緒に作るのに……」
「一回呼びに来たんですけど、情報探しに夢中だったようなので」
「大丈夫です、私頑張りましたから」と、何が大丈夫なのか訊きたい所だが、俺はキサラギの言うことに従ってリビングへと行った
……が、おかしなにおいはさほどない
おかしいな、俺の予想ではこう……「いかにもヤバいものを作りました」みたいなにおいするのかと思ったんだが……
テーブルに置かれた料理の見た目も、特に不味そうには見えない
……それどころが、美味しそうだ
「キサラギと……桃井が作ったんだよな?」
「勿論私たちもですけど、火神さんにも手伝ってもらいました!」
「別に私たち二人でも大丈夫なんですけどね〜」とキサラギは口をとがらせた
その様子がほほえましくて、俺はふと微笑んだ
「それで、料理を作ったら火神たちは帰ってしまったんだな?」
「はい。アジトに止まってる人たち以外は」
「そうか。それじゃあ、さっそく頂こうか」
それぞれが咳に座り、頂きますと手を合わせた
何故だか、どれも微妙に惜しい味がしたのだけれど
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瑠音 - この作品、凄く面白いです!応援してるよ!本にして売ってほしい位!!!面白いです! (2015年8月11日 21時) (レス) id: 39fc9d8edd (このIDを非表示/違反報告)
鈴鐘草(プロフ) - 琉空さん» 大丈夫、まだ崩してないから!心配ありがとー。何で遺産くれないのっ!?(( (2014年11月30日 13時) (レス) id: 041b6bfdd4 (このIDを非表示/違反報告)
琉空 - 鈴鐘草さん» 鈴ちゃん、最近寒いから体調崩さないようにね!!更新いつでも待ってるから、頑張れ!!( ´ ▽ ` )ノ遺産はナイケドネ!!← (2014年11月29日 23時) (レス) id: 047d33efae (このIDを非表示/違反報告)
鈴鐘草(プロフ) - ☆ハガネ☆さん» 初めましてー、☆ハガネ☆さん!あばばば、読み返していただけるとは…ありがとうございますっ。更新頑張ります。コメントありがとうございました! (2014年11月27日 22時) (レス) id: 041b6bfdd4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴鐘草(プロフ) - 琉空さん» そうだよ霊長類だよ!www ……え、何をイッテイルノ?(威圧← (2014年11月27日 22時) (レス) id: 041b6bfdd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴鐘草 | 作成日時:2014年9月17日 20時