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221話 ページ22

...火神side...


俺と黒子はアジトに残らず、それぞれ家で宗教について調べていた

あの宗教には名前がついていないようだけど、似たような宗教ならすっげー昔の本――黒子が言うには文献っていうらしい――に書いてあった

字も難しいし、よくはわかんねえ

……昔のだし、面白半分で読んでいってる奴らがいるんだろう

その本はボロボロだった
(そのくせ2500円とかいうふざけた値段だったけどな)


「……ったく、無駄に金使っちまった……」

「仕方ないですよ、ハードカバーなんですから」

「そうだけどよぉ……」


冷静につっこむ黒子だが、俺も冗談半分で言っているから反論はしなかった

2500円分の重みをビニール袋をぶら下げている


「それじゃあ、さっそくアジトに行きましょうか」

「ああ、そうだな」









「アホかああぁぁぁっ!!」

「……ご、ごめん……」


アジトに入っていきなり聞こえたのは、怒声

そしてその後、消え入りそうな声で謝るコノハの声が聞こえた


「……ど、どうしたんだろうな」

「コノハさん、何かやらかしたんでしょうか……」

「かも、しれねえな……」


“やらかした”くらいのことで、あの寛容な(方だと思われるというか思いたい)性格のキドがあそこまで怒鳴るとは……

ワカバにからかわれて照れ隠しをしている時だって、そこまで声を張らない

恐る恐るリビングに入ると、息切れをして肩を揺らすキドと、シュンとしたコノハ

そしてそれを――怯えたり、傍観していたり、おろおろと戸惑ったり、何でもないような余裕顔であったりなど――それぞれがそれぞれの反応をしながら囲むように見ていた



「ど、どうしたんだよ……?」

「あ、ああ……お前らか。その……コノハが……いきなりいなくなっていて……」

「ああ、そういうことか」

納得して俺は相槌を打つと、隣にいた黒子も納得したようだった


そりゃあ、コノハが悪いよな

いつもならここまで怒られることはないだろうけど、こんな事態だ

コノハもさらわれたのかも――……と、思ってしまうのが自然だろう



俺らはキドをまあまあとなだめてから、さっき本屋で買ってきた宗教についての本を取り出した

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瑠音 - この作品、凄く面白いです!応援してるよ!本にして売ってほしい位!!!面白いです! (2015年8月11日 21時) (レス) id: 39fc9d8edd (このIDを非表示/違反報告)
鈴鐘草(プロフ) - 琉空さん» 大丈夫、まだ崩してないから!心配ありがとー。何で遺産くれないのっ!?(( (2014年11月30日 13時) (レス) id: 041b6bfdd4 (このIDを非表示/違反報告)
琉空 - 鈴鐘草さん» 鈴ちゃん、最近寒いから体調崩さないようにね!!更新いつでも待ってるから、頑張れ!!( ´ ▽ ` )ノ遺産はナイケドネ!!← (2014年11月29日 23時) (レス) id: 047d33efae (このIDを非表示/違反報告)
鈴鐘草(プロフ) - ☆ハガネ☆さん» 初めましてー、☆ハガネ☆さん!あばばば、読み返していただけるとは…ありがとうございますっ。更新頑張ります。コメントありがとうございました! (2014年11月27日 22時) (レス) id: 041b6bfdd4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴鐘草(プロフ) - 琉空さん» そうだよ霊長類だよ!www ……え、何をイッテイルノ?(威圧← (2014年11月27日 22時) (レス) id: 041b6bfdd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴鐘草 | 作成日時:2014年9月17日 20時

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