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伊野尾side
結局あのままひかる先輩の腕の中で泣き続けて気づいたら朝になってた。
学校休む?って聞かれたけど、休んだら負けな気がして重い心と重い体を引きずって大学まで来た。
「じゃあ、いのちゃん無理しないでね。サークルは来なくてもいいから。今日も俺の家おいで?泊まる準備持っておいでね。……頑張ってね」
そう言ったひかる先輩は無言で頷いたおれの頭をふわりと撫でて授業に向かっていった。
やぶ先輩と同じクラスだけど、あんだけ文句を言ってたけど変なことは言わないだろう。
そういう人だから。
「おはよ、、ってどしたの。昨日誕生日だった人の顔じゃないよ、、」
「おはよ。なんもないよ」
「薮先輩となんかあった…?」
「……大ちゃん変なこと鋭いよね。当たりだよ」
教室に入った瞬間いつも一緒にいる大ちゃんにバレて、昨日のことを全部話した。
メンタルやられそうだったけど、遅かれ早かれ大ちゃんにはいつか話そうと思ってたから。
「そっかぁ、、伊野ちゃん薮先輩のこと大好きだもんね。……でもさ、逃げちゃだめだよ。伊野ちゃん自身今まで通り接したいって思ってるなら、ちゃんと話さなきゃ。今すぐじゃなくていいけど、ある程度早くないとほんとに薮先輩と話せなくなっちゃうよ」
「それは、、、そうだけど」
「大丈夫。薮先輩伊野ちゃんがそういうの苦手だってちゃんと知ってるから、話せるまで待ってくれるよ。」
「うん、、、」
大ちゃんの言葉を聞いてとりあえずサークルには顔を出そうと決めて目を閉じた。
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いのてん(プロフ) - 更新とても嬉しいです!!甘々なのお話大好きなのでもっと読みたいくらいです笑ゆっくりでいいですし、いつまでも待ってるのでまた更新お待ちしておりますね(^ ^) (2019年8月16日 7時) (レス) id: 0789ee6158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琳 | 作成日時:2019年1月23日 10時