溺愛される鬼少女③ (ページ15)

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お酒はだめ① ページ15

焼き芋やその他色々が焼けて食べて…
まあ色々した。(適当

その後、任務がある人たちは帰ったんだけど…

残ったのは実弥さんしのぶさん杏寿郎さん。
それから、義勇さん。

「今日俺は非番なので酒を飲もうと思う！」

そう言いながらドンッと机にお酒を置いた。
…杏寿郎さんでも飲むんだ、お酒。

「そう言えば、Aの羽織は冨岡さんが使っていたのですね」

「枕代わりです」

なんて話してるうちに杏寿郎さんと実弥さんはどっちがお酒に強いか勝負をしようとしてた。

「冨岡も起こすかァ」

「そうだな！！」

と言われ起こされる義勇さん可哀想。

「起きろ！！冨岡！」

引っ叩かれてるし、誰か止めてあげてください。

「では、私たちは食べ物を用意しましょう」

「はーい」

しのぶさんに言われて台所へ。
おつまみみたいなものを用意すればいいよね。

まあ、料理出来ないけども。

「私が作るので運んでくれますか？」

「了解です」

ビシッと背筋を伸ばして言うとしのぶさんが笑ってほわほわするよね。

「久しぶりの鬼殺隊はどうですか」

「…懐かしいです。悲しい事もあるけど、もっと強くなりたいって思います」

「そうですか…」

トントンっと包丁の音が響く。

「たくさんの人を守りたいです」

「…ふふ、そうですね」

しのぶさんからおつまみを受け取って
お皿に盛って運ぶ。

落とさないから大丈夫だから。

なんか話し声聞こえるけどめっちゃ酔ってそう。

「おつまみ持ってきたよ」

襖を開けると3人とも顔真っ赤。

「A！！こっちへ来い！」

杏寿郎さんに呼ばれて近づくと腕を引っ張られて膝の上に座らされた。

「な、なにしてるんですか」

顔が熱い。

「煉獄、今すぐ離せ」

「なら俺から奪ってみろ！冨岡」

ふたりとも酔いすぎ。
後ろから抱きしめてくる杏寿郎さん。

首元に杏寿郎さんの顔が当たってる。
ふーっと軽く息を吹きかけられて体がビクッってなった。

「愛らしいな」

「…ひゃっ、やめてください」

ぺろっと舐められて背筋が伸びる。

「煉獄、許さん」

義勇さんが立ち上がってこっちに来る。