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小さな頃からずっとお兄様が何でも1番だった。



どれだけ頑張っても、どれだけ辛いお母様からの課題をやりきって、消灯時間も破って予習復習もしてるのに、私はお兄様に敵うことがなかった。



何でもお兄様のほうがうまくやれている。



それに対して私はどうしても些細なミスが消えることはない。



何度見直しても、何度解いても絶対に模範解答と同じように解けない。



答えは合っているけれど、違う。



消えてしまいたい、なんて言ったら









お母様に怒られるかしら


言わないでおこう、閉じ込めておこう。


そうすればいつかお母様も私を認めてくださるはずだから。
執筆状態:連載中








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作者名:鈴懸 | 作成日時:2021年9月3日 15時

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