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「たっだいま〜!A〜!………あれ?」
「あ、五条さん!グッドタイミング!」
ジャーン!と見せられたのは、灰原の手によってツインテールにされたAだった。
「うわっ!?かっっっっわいぃ〜〜〜!!さすが僕の娘!!灰原がやったの?」
「はい!妹にやってたので!」
「良かったねA〜!」
は〜可愛い〜!と言いながらAを抱えると、スリスリと頬擦りをした。
「あ!髭痛くない!?僕今日昼になってから剃ってない!」
七海「あなた生えるんですね。」
「失礼な!目立たないだけで生えてるよ!」
「さすがです五条さん!」
「はっはっはっ!もっと褒めろ〜!」
「よ!顔面国宝級!」
大声を上げて笑う五条と不思議そうにそんな彼を見つめるA。これじゃどちらが子供か分かったもんじゃないな、と七海はため息をついた。
「A、僕がいない間いい子にしてた?」
「はい。正直、手がかからなすぎてびっくりしてます。」
「Aはいい子だもんね〜!寂しくなかった?」
「………?」
「ん〜……まだ分かんないか。そのうち分かるから大丈夫だよ〜」
そう言って、五条は髪が崩れないように優しく頭を撫でた。
「うん、やっぱりこの髪いいね。僕も練習しよ〜」
「良かったら教えますよ!他にも編み込みとか色んなアレンジがあります!」
「お、ほんと?じゃあお願いしようかな〜!」
「任せてください!」
「でも、それはまた今度ね〜今日はこの後Aとお出かけに行くんだ〜」
「え、いいな〜!Aちゃんパパとお出かけだって!」
(「おでかけ……どこに、………?」
「Aのお洋服とか色々買いに行くんだよ!可愛いのたくさん買おうね〜」
「…………うん。」
「今度着て見せてね!」
「………うん。」
「じゃ、またね〜」
五条はAを連れて嵐のように去っていった。五条が居なくなっただけで随分と教室が静かになったと思う。
「Aちゃんまた来るかな!?」
「……まぁ、あの人特級ですし。近いうちにまた来ますよ。」
子供を預けるのはいいが、その度あの騒がしいのが着いてくるんじゃたまったもんじゃないな。七海はそれを思うとまた大きなため息をついた。
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吹雪 - 36話はちょっぴり泣いちゃったけど、37わの七海さんの舌打ちとかあと出しはなしとかで涙が吹き飛びましたよ! (2022年9月6日 20時) (レス) @page38 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - ほんとにこの小説大好きすぎて最新話まで何回も読み返しました😂💕 (2022年4月11日 22時) (レス) id: 38495df96a (このIDを非表示/違反報告)
細かくてすみません。 - 13話の「浴室に座る」という部分、「湯船に浸かる」か「浴槽」ではないでしょうか?
20話は「郵送」ではなく「配送」ではないでしょうか?
こういう夢主子育てもの大好きです。更新楽しみにしてます♪ (2021年4月14日 17時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 五条先生のパパ好きすぎる(*´ー`*)立派な親バカですねww夢主ちゃんがこれからどう成長していくのが楽しみです。更新頑張ってください! (2021年4月10日 22時) (レス) id: fbb43f1a3d (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年4月7日 6時) (レス) id: b6d2dcf77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年4月5日 3時