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話を聞き付けた夏油と五条がヘラヘラとした様子で医務室に入ってきた。
｢硝子〜お姉さんの子供引き取ったってまじ？硝子が子育てとかウケる〜www｣
｢ヤニ好き硝子にできるかな〜｣
｢………ぁえ？｣
子供だと言うのだからもっとはしゃぎ回っているのだろうと思っていた。しかし実際には、大人しく、ただ椅子に座って怯えた様子でこちらを見ている細く小さな少年だった。
｢ﾁｯ…空気を読めクズども。｣
｢いや、理不尽。｣
｢A、大丈夫だ。こいつらはバカでクズだけど悪いやつじゃないはずだから。｣
｢悪い奴じゃないよ失礼な。｣
｢えー、なにこの子。恵並に大人しーじゃん。｣
背の高い五条が見下ろすように彼の前に立つと、ビクッと肩を震わせた。そんな彼と五条との間にバインダーで壁を作る。
｢屈め、包帯を外せ。怯えてるだろ。｣
｢え、そんなに怖い？｣
｢色々訳ありなんだよ。｣
｢………なるほどそういうことか。｣
｢え、なに？｣
｢ちょっと。｣
五条よりも先に状況を何となく把握した夏油が五条に手招きをすると、医務室の端で何やらコソコソと話しはじめた。
｢はーー……なるほどね……硝子の姉ちゃん人でなしもいいとこじゃん。｣
｢やめろ。｣
｢え、てことは硝子も……｣
｢予備軍の可能性が……｣
｢無きにしも非ず……｣
｢無いから。冷やかしなら早く帰りなよ。この子に悪影響だ。｣
まーまー、そう言わずに！と言いながら五条は包帯を外すと、よっこらせ…と彼の前にしゃがんだ。
｢はじめまして、僕はGLGの五条悟って言うの。｣
｢ぐ……………？｣
｢すまないね、こいつの言うことは気にしなくていい。私は夏油傑。よろしくね。｣
｢僕達は、キミの新しいままのお友達〜仲良くしてね。｣
｢きみのお名前、聞いてもいいかい？｣
｢ぼ、ぼくは………家入……A、｣
｢よく言えたね。｣
そう言って家入が頭を撫でると、撫でられ慣れていない彼はその不思議な感覚に首を傾げながらも、大人しく撫でられた。
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田中たけし(プロフ) - コメント失礼します中身をみたいのですがみれませんどのような内容なのでしょうか？ (1月4日 23時) (
レス) @page40 id: 9d82b80c5a (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - このシリーズ大好きなんですけど、シリーズの子供達を会わせて見て欲しいwww (2021年9月2日 16時) (レス) id: 87cefe627d (このIDを非表示/違反報告)
紺夜 - 更新ありがとうございます！続き楽しみにしています(≧ ≦)無理せずお願いします(o_ _)o (2021年8月13日 16時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
おいら(プロフ) - 待ってましたァ！！応援してます！頑張ってください！ (2021年6月19日 8時) (レス) id: e31082eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - このシリーズ大好きです！応援してます！ (2021年6月18日 11時) (レス) id: 9c11a82941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年6月18日 1時
