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前から3列目のちょうど濡れなさそうな場所に座り、席をとる。




「始まるまでイルカさん見に行く?水槽の近くに行ったらよく見えるよ〜」

「いきたい……!」

「じゃあ見に行こうか!ちょっと行ってくるね〜」

「気をつけろよ。」

「水は突然来るからね。」





五条はAと手を繋いで階段をおりると、イルカの水槽があるすぐそばまでやってくる。目の前を優雅に泳いでいくイルカを見て、Aは大興奮だ。





「いるかさんだ……!」

「イルカさんキレイだね〜!」

「うん、、!」





一頭のイルカがこちらに向かって泳いでくると、つんつんとガラス越しに鼻先をつついてくる。それを見たAは、見て見て!と言わんばかりに五条を見た。

可愛い。めちゃくちゃ可愛い。





「う"ん"……しゅごいね……!」





可愛すぎてどうしよう、なんてことを思いながらパシャパシャと写真を撮る。後で見せる、と後ろの方で見ていた家入たちにグッと親指を立てると、よくやったと言わんばかりに親指を立て返される。





「そのイルカさんきっとAの事好きなんだね〜」

「そうなの、、、?」

「そうだよ!可愛いね〜」

「うん、、!」





Aが一番可愛いけど、なんてわざわざ言わなくてもわかる。そろそろ戻ろうか、とAの手を引いて、家入たちの元へと戻る。





「おかえり。どうだった?」

「あ、のね…!パズルでね、みるより、きれいだった……!」

「ふふっ、そりゃそうだよ。」

「良かったね本物が見れて。」

「この後もっとかっこいいイルカさんたちが見れるからね〜楽しみ?」

「うん、、!」

「帰りにイルカのお人形買ってあげようか?」

「いいの…、、!?」

「いいよ。帰りに売店見て帰ろうね。」





嬉しそうにこくこくと頷く彼の頭を、家入は優しく撫でてやる。可愛い。こんなに可愛くていいのだろうか。母親ながらに心配になってくるほどだ。それは五条たちも同じなようで、お互いの肩を叩きながらその可愛さを共感しあっていた。

可愛いのだから仕方ない。

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田中たけし(プロフ) - コメント失礼します中身をみたいのですがみれませんどのような内容なのでしょうか? (1月4日 23時) (レス) @page40 id: 9d82b80c5a (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - このシリーズ大好きなんですけど、シリーズの子供達を会わせて見て欲しいwww (2021年9月2日 16時) (レス) id: 87cefe627d (このIDを非表示/違反報告)
紺夜 - 更新ありがとうございます!続き楽しみにしています(≧ ≦)無理せずお願いします(o_ _)o (2021年8月13日 16時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
おいら(プロフ) - 待ってましたァ!!応援してます!頑張ってください! (2021年6月19日 8時) (レス) id: e31082eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - このシリーズ大好きです!応援してます! (2021年6月18日 11時) (レス) id: 9c11a82941 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年6月18日 1時

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