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Aに掃除の仕方を教えると、要領がいいのかすぐに拭き掃除ができるようになった。





「A上手じゃーん!こりゃ硝子も大助かりだね。」

「お手伝いをするのはいいことだよ。これからもどんどんやっていこうね。」

「う、うん、」

「僕達はこっち片すか。」

「この荷物、物置部屋に置いていいんだよね?」

「ん〜多分。」





おそらく使わないであろう荷物を物置部屋に持っていき、掃除機をかける。掃除機をかけたところから、Aが雑巾で綺麗に拭いていく。その姿を写真に収めた夏油は家入にそれを送った。





夏油(画像を送信しました。

夏油上手に掃除できてるよ

家入うちの子は天才だからな

家入初めて夏油が役に立ったと思えたよ





どういう意味だ、と小さく呟いたあとスマホをポケットにしまう。しかし、まだ二日ちょっとしか経っていないのに家入は随分と彼を溺愛しているようだ。

Aも家入には随分懐いているし、自分たちのことも少しずつ信用してくれている。それでもやはりまだ時々怯えたような表情を見せるのは、夏油達の体格が大きいせいなのか、家入が元母に似ているせいなのか。恐らく、どちらも間違いではないだろう。





「おっしゃ片付いたー!」

「A、お疲れ様。Aのおかげで綺麗になったよ。ままが帰ってきたら、ままにもお部屋見せてあげないとね。」

「う、ん、」





褒められなれていないのか、少し照れくさそうに服を掴んで俯く彼の頭を二人は優しく撫でた。褒められて伸びるのは大人も変わりないが、子供のうちはもっと効果がある。これからは沢山褒めてあげよう。





「硝子おじや作るって言ったよね?材料あんの?」

「灰原が行ってくれてるらしいよ。」

「買い出しもう帰ってきたかな〜」

「さぁ?でも任務が終わる時間がちょうどこのくらいだし…まだ帰ってないと思うけど。」

「なら、ジュースも追加で頼も。Aへのご褒美にね。」





飲んだことある?と聞くと、ふるふると首を横に振った。アイスすら食べたことの無い子供がジュースなんて飲んだことあるはずもない。

ついでにお茶も頼むか、と五条は灰原に電話をかけた。

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田中たけし(プロフ) - コメント失礼します中身をみたいのですがみれませんどのような内容なのでしょうか? (1月4日 23時) (レス) @page40 id: 9d82b80c5a (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - このシリーズ大好きなんですけど、シリーズの子供達を会わせて見て欲しいwww (2021年9月2日 16時) (レス) id: 87cefe627d (このIDを非表示/違反報告)
紺夜 - 更新ありがとうございます!続き楽しみにしています(≧ ≦)無理せずお願いします(o_ _)o (2021年8月13日 16時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
おいら(プロフ) - 待ってましたァ!!応援してます!頑張ってください! (2021年6月19日 8時) (レス) id: e31082eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - このシリーズ大好きです!応援してます! (2021年6月18日 11時) (レス) id: 9c11a82941 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年6月18日 1時

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