医者と息子【呪術廻戦】

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オシャレなブランドのリュックに、スニーカーとスリッパを買う。家入は自分で車を運転する機会はほとんど無いが、一応ジュニアシートも買う。

ベットはまだ使わないだろうから、また後ででいい。タンスと、机と、本棚と、日用品なんかを買ってその日の買い物は終了した。





｢あ"ー、疲れた。｣

｢Aも眠ってしまったよ。｣





夏油の腕に抱かれているAはすよすよと寝息を立てていて、ぷにぷにのほっぺたがムニッと夏油の肩に押し付けられていた。そのムニッとはみ出ている部分を、五条がぷにぷにとつまむ。





｢はーーーーなにこれ？？？｣

｢こら、起きるだろ。｣

｢だってめちゃくちゃぷにぷによ？｣

｢子供の頬はそういうものだ。それより早く荷物積んでくれ。｣





大量の荷物をトランクに詰め込んで、後部座席にも少し積む。そのまま夏油は後部座席に座り膝の上にはAを座らせる。





｢出していい？｣

｢あぁ、大丈夫だよ。｣

｢硝子から鍵預かってるよね？｣

｢預かってる。確かAが使う部屋の掃除だよね？｣

｢ったく硝子も人遣い荒いよな〜特級二人の貴重な休みをなーんだと思ってんだか。｣





そう言ってため息を着くが、有意義な休みだったと思う。こうしてどこかに買い物に行くことも少ないし、ましてや子供の相手なんてしたことない。あるのは伏黒やその姉くらい。

五条の周りが大人びすぎているのか、子供らしくない彼らのちゃんとした子供らしい姿を見るのは、結構好きだったりする。





｢買い物はいいとして掃除は自分でやってくんねーかな〜｣

｢仕方ないよ。硝子が一番強いから。｣

｢逆らったら殺されかねないからな。｣

｢それは言い過ぎだろ。｣

｢この会話バレた方が殺されそう。｣

｢Aも硝子みたいになるかな。｣

｢酒飲みヘビースモーカー？最悪じゃんやめてよ。｣

｢じゃあどうなると思う？｣

｢………想像つかないな。｣





このまま育つ…なんて選択肢はないわけだ。子供の成長なんて分からないから。でもそれを想像するのは、結構楽しかったりする。

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