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「………は?」
朝、テーブルの上の置き手紙とスマホを見て夏油は動けなくなった。慌てて彼女の部屋に駆け込むとそこに彼女はいなくて、鏡台の上のメイク道具や、ネイル、服も何着かなくなっていた。
「ま、さか……ほんとうに………?」
ガクッと膝から崩れ落ちる。なぜ?何故こんなことになった?そんな理由は明白なはずなのに、分かっているはずなのに、頭は整理しきれない。
あの後、どうやって美々子と菜々子を送り出したかも覚えていない。
「え……Aちゃんが……!?」
「……私のせいなんだ……私が、彼女を不安にさせてしまったんだ……もしかしたら、私から離れていくかもしれないと思って、禪院家のことを伏せていたんだ……私のわがままで彼女を………」
「傑ちゃん………」
「だから言ったろ、バレたらどうすんだって。あんだけタカくくっといて、御三家にバレる前にあいつにバレてどうすんだ。」
「……悟に会うなんて、計算外だったんだ……」
「……詰めが甘かったな。」
そう言って彼は煙を吐き出した。
あの時、無理矢理にでも引き止めて話しておけばよかった。あの時変な言い訳をしなければ良かった。変なプライドが邪魔をしてそのプライドのせいで大きな過ちを犯してしまった。
「夏油様……お姉ちゃんはどこに行ったの……?」
「………Aは………もしかしたら、帰ってこないかもしれない……」
「私達のこと、嫌いになったの…?」
「…ううん、違うよ美々子。悪いのは私なんだ。私が、彼女に嘘をついてしまったのがいけないんだ。」
「うそ…?」
「……もう少し、大きくなったら教えてあげるよ。」
夏油はその大きな手で2人の頭を撫でたあと、優しく抱きしめた。
「………ごめんね、また……3人になってしまった………寂しい思いをさせるけど………ごめんね。」
「泣かないで、夏油様…」
「…泣いてないよ…………ごめんね。」
泣きたいのは二人も同じだろうに。なぜ自分が泣くのか。自分のわがままが起こした事だというのに。
「(あぁ……もう一度……もう一度君に会えたなら………どうか……どうか謝らせて。)」
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三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年3月28日 13時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - 七並べって七を基準に並べていくゲームなので七を止めるって事は出来ないですよー (2021年3月25日 21時) (レス) id: b88feecc79 (このIDを非表示/違反報告)
夜野ちい(プロフ) - オリキャラ2人がイケメン過ぎて惚れました...!!これからも頑張ってください。更新楽しみにしてます! (2021年3月19日 19時) (レス) id: 8c8c6f90f4 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 夢主の絵が他の人の作品にあったやつと超似てますねびっくりしましたお話は面白いです! (2021年3月15日 8時) (レス) id: e142c5115f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年3月15日 0時