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「でさ、Aってばすっごく可愛くて……僕のためにお洒落してきてくれたんだよ?やばくない?これもう結婚するしかなくない?」

「その話、それでもう17回目なんだけどまだ聞かなきゃだめ?」





デートの翌日、同じ話を何度も繰り返す五条に巻き込まれているのは同期二人と後輩二人。





「いいですね、ラブラブですね!!」

「でしょ!?これでまだ付き合ってないんだもんおかしいよね!」

「おかしくないおかしくない。」

「……そろそろ帰っていいですか。」

「暇でしょ?話に付き合ってよ。」

「あなたに言われると腹立ちますね。」

「ごめん、七海。もうしばらく付き合ってやってよ。」

「でさぁ〜Aってば僕があげたリップめちゃくちゃ気に入ってくれちゃっててさ〜あ、Aの化粧品全部僕があげたんだった!てへっ♡悟うっかり♡」

「その話もう22回目ですね!一語一句間違えず同じ内容話せるの凄いですね!!!」





灰原の無自覚な嫌味にも屈しない男、五条悟。これには流石の七海も天晴れである。





「そんなに好きなのに未だ付き合えてないお前って可哀想だな。」





しかし家入のその言葉はグサッと来たようで、へなへなとテーブルに項垂れた。





「そーなんだよね……なんでだろ……」

「本気度が伝わってないんだよ。」

「なんで!好きなのに!好きって言ったら言っただけ伝わらないってこと!?」

「そうじゃなくて……悟はベタベタしすぎなんだよ。それ故に軽薄に見えてしまう。付き合って、なんて毎日言われてごらんよ。滅入ってしまうだろ?」

「この顔でも?」

「多分Aは悟の顔なんて気にしてないと思うよ。」





なんなら見なれてる。夏油のその言葉に五条はダンッ!!と額をテーブルに打ち付けた。





「まぁ、日頃の行いのせいですよね。」

「七海までそんなことを…!?」

「もう少し大人の余裕を持った方がいいですよ!!」

「おい灰原!!僕が何言っても傷つかないとでも思ってるの!?!?」

「タフだなとは思ってますよ!振られても尚振られに行くところとか!!」

「追い討ちかけてどうするんです。」





灰原の言葉に、五条はダンッ!と再び額をテーブルに打付ける。





「……よし!わかった!明日から、押してダメなら引いてみろ作戦にしよう!そうしよう!!」

「……失敗する方に食堂のAランチセット。」

「私も。」

「では私も。」

「じゃ僕も!」

「それじゃ賭けになんないだろ。」

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NENE - あぁ、とてつもなくいい話でしたぁ!とても面白かったです!!五条先生カッコいいー!夢主ちゃん可愛いーー!! (2021年6月21日 21時) (レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
モブの中の雑魚 - ま、まあ?認めてあげても?いいわよ? (訳)大好きです (2021年4月23日 22時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます!お疲れ様でした!五条先生が可愛くて仕方のない作品でした。とても楽しかったです! (2021年3月16日 10時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - これは、続きを期待してしまいますね……いやはや、最高。 (2021年3月16日 4時) (レス) id: c4b5b3c501 (このIDを非表示/違反報告)
そち。 - ほんとに関係ないのですが、夢主ちゃん、私と誕生日一緒なので嬉しいです! (2021年3月7日 1時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年3月6日 13時

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