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「ね〜〜〜A〜〜〜」

「はい、なんですか?」

「ちゅーーはーーー???」

「しません。」





部屋で報告書を書くAの腰にしがみついている五条。何故彼女の部屋にいるのかと言うと、勝手に押しかけてきたのだ。





「僕今日すっっごく頑張ったんだけど???」

「そうですか。それはお疲れ様です。」

「だからキスして!口!口に!」

「しません。彼女さんにどうぞ。」

「彼女いない!僕にはAだけだから!」

「それは勿体ないですね。でもキスは恋人とだけって決めてるので。」

「え、いるの?」

「居ませんよ。」

「じゃあ僕と付き合えばいいってことだよね?付き合って。」

「お断りします。」





なんで!!と駄々をこねる五条。Aはため息をついてかけていた眼鏡のブリッジを押し上げた。





「あ、いいね今の。もっかいやって。」

「やりませんよ。」

「てか眼鏡いいね。なんでいつもかけてないの?」

「特別悪いわけじゃないので。」

「……今度、可愛いの買いに行かない?」

「私のですか?これがありますけど。」

「それとは別に!僕の前でだけかけていい眼鏡買いに行こ!」

「……別にいいですよ。」

「ほんと!?やったデートじゃん!キスしよ!」

「しません。」

「なんで!?」





なぜいいと思ったのか、とAはまたため息をついた。すると、Aはペンを置いて眼鏡を外す。後ろでベットに寝っ転がりバタバタと暴れて駄々をこねる五条の肩をポンポンと叩いた。





「もー、な、…に……」





チュッと可愛いリップ音。五条の唇の横に柔らかいものが当たった。





「これで我慢、してくださいます?」





彼女は右手で左側の耳に髪の毛をかけながら優しく微笑んでそう言った。





「…は、…はぃ。」

「じゃあ、静かにしててください。それか報告書でもまとめてきてください。」

「そ、そうします……」





五条は大人しく部屋を出ていくと、彼女の部屋の扉を背もたれにズルズルと座り込んでしまう。





「ずっっる……あんなのどこで覚えてくんだよ……情けねぇ〜………」





真っ赤な顔を手で覆い大きなため息を着く。色っぽかったな、とさっきまでのことを思い返す。

唇の横は、まだ熱いまま。

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NENE - あぁ、とてつもなくいい話でしたぁ!とても面白かったです!!五条先生カッコいいー!夢主ちゃん可愛いーー!! (2021年6月21日 21時) (レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
モブの中の雑魚 - ま、まあ?認めてあげても?いいわよ? (訳)大好きです (2021年4月23日 22時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます!お疲れ様でした!五条先生が可愛くて仕方のない作品でした。とても楽しかったです! (2021年3月16日 10時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - これは、続きを期待してしまいますね……いやはや、最高。 (2021年3月16日 4時) (レス) id: c4b5b3c501 (このIDを非表示/違反報告)
そち。 - ほんとに関係ないのですが、夢主ちゃん、私と誕生日一緒なので嬉しいです! (2021年3月7日 1時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年3月6日 13時

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