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「七海さん。こんにちは。」
「こんにちは。………一応お聞きしますが、Aさん。」
「はい。」
「その後ろに張り付いているのはなんです?」
「五条先生です。」
「元いた所に返してきてください。」
「そんな人を犬みたいに!!!」
合同任務がある、と言った途端これだ。七海の元に向かう道中ずーっと引っ付いていたのだ。正直邪魔もいいところだと思ってる。
「Aさん、嫌な時は嫌とはっきり言わないとダメですよ。」
「別に嫌じゃないですよ。結構邪魔ですけど。」
「え〜嫌じゃないの〜?結婚する?」
「最後の方聞いてなかったんですか?」
「五条先生、私任務があるのでそろそろ離してくださいません?」
「え、やだ。七海と2人とかだめ。僕とならいいよ。」
「わがままですね。それにあなたもこの後任務ですよね?」
「………え、違うよ?」
「嘘下手くそすぎませんか。早く任務行ってください。」
「え〜……Aがチューしてくれるなら行く。」
「ひっぱたきますよ。」
やだやだと駄々をこねる五条に対しAは冷静だった。これではどちらが子供か分からないな……と七海はため息をついた。
「五条さん、頑張ったらほっぺたにチューしてあげますよ。」
「えー…口じゃなくて?」
「わがまま言うならしません。」
「さーーて!!悟くん頑張っちゃうぞー!!!」
ウキウキ!と自分で言いながら猛ダッシュでその場を離れていく五条に、七海はまたため息をついた。
「……慣れてますね。」
「いつもなので。」
「…あの人に困ったらいつでも言ってください。」
「ありがとうございます。」
「それでは、そろそろ行きましょう。」
「そうですね。今回の任務内容は確か__」
落ち着いた2人。大人の七海と大人びたA。2人の性格は少し似ているところがあり、お互い気を使わなくて済む。
そのため、七海を彼女を気に入っていた。
「(…あの人からこの子を守る方法なんてあるのだろうか…)」
しかし、五条が絡むとちょっと別である。
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NENE - あぁ、とてつもなくいい話でしたぁ!とても面白かったです!!五条先生カッコいいー!夢主ちゃん可愛いーー!! (2021年6月21日 21時) (レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
モブの中の雑魚 - ま、まあ?認めてあげても?いいわよ? (訳)大好きです (2021年4月23日 22時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます!お疲れ様でした!五条先生が可愛くて仕方のない作品でした。とても楽しかったです! (2021年3月16日 10時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
庵(プロフ) - これは、続きを期待してしまいますね……いやはや、最高。 (2021年3月16日 4時) (レス) id: c4b5b3c501 (このIDを非表示/違反報告)
そち。 - ほんとに関係ないのですが、夢主ちゃん、私と誕生日一緒なので嬉しいです! (2021年3月7日 1時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年3月6日 13時