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大学初日。その日から突然講義が始まる。A、夏油、五条は同じ学科のため同じ講堂に入った





「昼は硝子も誘って食堂で食べようね。」

「そうだね。」

「初日そうそう帰りたいんだけど。」





3人は真ん中あたりの席に並んで座る。傍から見れば何事だと思うだろう。イケメンが三人並んで座ってるのだから。





「あ、あの〜……」

「はい?」




彼女のすぐ側から聞こえた気持ちの悪い猫なで声に、五条と夏油は顔を顰めた。それに打って変わり、彼女は笑顔だ。





「お兄さん、お隣いいですかぁ?」

「え、あぁ……僕は構わないけど……」

「失礼しまぁ〜す!」





ちょっと、ずるい!などと言いながら、その女の隣にさらに二人の女が座る。





「お兄さん達、お名前聞いていいですかぁ?」

「私は夏油傑。ほら、悟。」

「………五条悟。」





めんどくせーなんて内心思っていたが、これから教師になるわけだ。そこは彼もちゃんとわかっている。





「お兄さんは?」





最初に声をかけてきた女がAの腕に絡みつくと、すかさず夏油が肩を引いて、女とAの身体を引き離す。





「勘違いしないで欲しいんだけど、この子は女の子だよ。」

「………え?お、女……!?」

「残念だったね、お目当ての男がまさかの女だったとは。驚愕だよね。」

「ちょっと、やめないか傑。」

「それと、あまり彼女に馴れ馴れしくしないでくれ。これは私のモノだよ。」





互いの薬指についた指輪を見せつけると、奥にいた女がすかさず五条に目をつけた。





「お兄さんは!?彼女いないの?」

「……いねーけどお前らはないわ。」

「なっ…!?」

「露出すればいいってもんじゃねーんだよ。んなのに興奮すんのは中坊だけ。つか香水くせぇからどっか行けや。」

「こら、二人とも辞めないか。すまないね、ちょっと今日は機嫌が悪いみたいだ。」

「……っ!!……なんなの、偉っそうに!ちょっと声掛けてやったからって…!」

「あはっ、いいの?ここ講堂のど真ん中だよ?猫被り辞めたら男捕まえにくくなるんじゃないのかい?もっとも、体目当てなら寄ってくるかもね。」





追い討ちかけてんのお前だぞ。と言いたげな目で彼らは彼女を見る。女たちは顔を真っ赤にしてその席を離れると、一番後ろの一番奥の席に座り直していた。





「お前が端にいるとだめだわ。真ん中こい。」

「君達のどちらかが端にいてもきっと結果は変わらないけどね。」

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moo(プロフ) - まさかの展開に驚きました!幸せ家族で良かったです! (8月9日 3時) (レス) @page46 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
43yomi1(プロフ) - いきなりすみません…すっごく面白くて、楽しませて貰ってます!!応援してます!!更新頑張って下さい! (2021年3月3日 9時) (レス) id: 674eb44c7b (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 多分ですけど上の連中が練習になってます! (2021年2月26日 23時) (レス) id: 46e621c864 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 花蛸花さん» わざわざありがとうございます!そのお話、楽しみにしてます!! (2021年2月26日 0時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - あの、質問なんですけど、いつ美々子と菜々子を助けたんですか?最新読んで「その話あったかな……?」と思ってしまいまして……夏油さん推しなのでみんなハッピー状態なのがすっごい見てて幸せになりました!! (2021年2月25日 22時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年2月22日 2時

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